【終章之一】
音が流れている………
薄暗い部屋の中には、おかっぱ頭の少女が座っていた。
分厚くて黒い書典を開いて見る女性らしき人物は椅子に座っていた。
「随分と早く死にましたね」
「此処は死後の世界」
「生死の境を越えた場所」
「審判場と呼ぶ場所です」
「魂は輪廻の渦に飲まれ、別の世界へ転生しますが」
「貴方はまだその役目では無い」
「何故ならば、貴方は既に裁かれている途中」
「今は罪業の消化中なのです」
「八峡義弥」
「貴方は選択を間違えた」
「まだ続けるのであれば」
「貴方は単調的で短気です」
「早めに終わらせてしまう事だけを考えて下さい」
「私の助言は之迄、後は自ずと分かるでしょう」
「では……八峡義弥」
「お戻りください」
その言葉と共に、意識が途絶えた。
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