するりと。
鹿
第1話
するりと君の懐へ入りたい
猫のように
するりと君の心に入りたい
気の利いたセリフのように
そよそよする風を感じると
君を想いだす
君は風のように気まぐれで
急にやってきては、消えていく
アタシの心をかき乱したまんまで
残されたアタシは
静かに放心する
いつになったら君の傍にいれるのか
するりといなくならないで
アタシを連れて行って下さい
どこまでもどこまでも
こんな世界に置いていかないで
そっとアタシの手を引いて
優しく優しく
連れて行って下さい
するりと。 鹿 @chi-sable
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます