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PROLOguE
私の民は殺された。
燃える怒りに雨は干上がる。
彼の世界に合わなくて。
堕ちた私は愛を探した。
命じるままに。変わらぬそれを。
綺麗なそれは見せかけばかり、
触れればサラサラ指から落ちる。
求めるそれは暖かく、
冷めた手には届かない。
風が砂を吹きつける。
無口な愛は虚勢に殺され、
生きるために
大切なのはなんだったのか。
願い事はなんだったのか。
私は怠惰の
神から堕ちた淫らな悪魔。
探し物は見つからない。
分からぬ私はまだ探してる。
東の端で愛を探してる。
それが無口で埋もれてしまうなら、
いっそ、すべてを拐おうか。
合わせ鏡を裂け目と化して、
私は再び神へと
裂け目を映す鬼は鏡 おくとりょう @n8osoeuta
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