「俺はお前の傀儡になるなど御免だ。あきらめろ」

 死霊使いの男と、死んでも蘇る異能を持つ男が戦う中華ファンタジーでした。
 死んでも時間をかけて蘇る王叙鶴と、彼の墓に術を掛けて使役しようとしていた謝玄幽の二人を中心にして様々な物語が起きていきます。
 死霊術師の謝玄幽がなかなかに喰えないやつだったり、ストイックで気位の高い王叙鶴が戦う理由や、王叙鶴の強さ、知り合ったばかりの二人が共闘する様子などエンタメ小説としてめちゃくちゃ面白かったです。
 王叙鶴が本当にめちゃくちゃカッコいいので、不遜な男やストイックな武人みたいなキャラクターが好きな人は是非読んでみて欲しいです。

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