最終章 成すべきことを
「あぁ、負けだ。
確かに、俺の負けだ。」
その衝撃の発言に
まだ意識が残っていたのか、二人が
「メビウス、、、?!
なんで、諦める、の?」
「まだ、負けて、無い。」
ボロボロになった体に鞭打って
メビウスを助けようと、まだ戦おうと
立ち上がろうとする。
その言葉を嘘だと証明しようとする。
「いや、俺の、負けだよ。
、、、でも、その負けは。」
でも、それは杞憂だった。
だって、メビウスは続けてこう言ったのだから。
「人として、お前に戦った、俺だけの、負けだ。
だから、、、俺は、人を捨てて、お前を討つ。」
そう言い、不敵な笑みを浮かべる。
その瞬間、メビウスを中心に
イザナミですら後ずさりするような
人知を超えた、何かの力が顕現する。
あぁ、確かに負けだよ。
俺が人としてお前と戦った結果は。
最後まで人としてアレを使わずに戦い、二人も
そして自分も死なずに終わらせる。
それが勝利だった俺には、確かに負けだよ。
でも、、、お前を殺す為に、全てを捨て
ただただ、お前を殺す使命を負った【青の死神】だった
俺に戻るならば、俺が死んだとしても
奴を殺せるのならば、それは決して負けじゃない。
「制限 完全開放」
残酷な話だ。
レミエルと、湖鳥の二人と出会うまでは、自身の命を
人としての姿を難なく捨てることができた。
だが、きっとその時のいざとなったら命を捨てればいい
ということしか頭になかった
俺だけじゃ、目の前のこいつには
一撃たりとも届かなかったろう。
ただ、逆にレミエルと湖鳥の二人と出会ってしまって
今になって命を捨てるのを、ほんの少しだけ
迷ってしまうというのは、とても残酷な話だ。
風すら死んだ、黒い世界の中に突如として風が吹き荒れ
メビウスの体が、まるで糸に吊られる人形のように
むくりと起き上がる。
メビウスの口から、言葉が紡がれる。
『それは人の身には過ぎた力。』
ただでさえボロボロだったその体に
みるみる傷が増え、青のコートが紅黒く染まる。
『時を超え、因果を書き換え
運命さえも操る神のごとき力。』
それでも、彼はやめない。
だって、もう彼は
『されど、この身は人を捨てた身。
ならば、この力を恐れる理由などなく
この力を縛る理由すらない。』
もう、人であることを自分から辞めたのだから。
、、、本当に、皮肉な話だ。
人が、人ならざるものを倒す術が
努力でも、友情でも、団結でもなく
それら全てを否定するような、一つの手段。
物理的に人を捨て、討つべき人ならざるものと成って
初めて実現するものだとは。
『なればこそ、今その枷を解き放ち
此処にその力を示せ!
解放せよ 白の頁!』
黒の頁の、未来を書き換え
無条件に死を突きつける能力を消す為だけに
この世に生れ落ちた、黒の頁と相反する力。
【あり得ざる未来を否定する力】
今まで枷で封じられていたその力は
メビウスの覚悟と共に、解き放たれる。
「な、何なのだお前は?!
それに、右目が無い貴様が
何故その力をまだ使える?!」
イザナミが動揺する。
だって、力の根源である様に見える
右目を引き抜かれたにも関わらず
まだその不可思議な力を使うのだから。
「お前のおしゃべりに付き合う気はない。」
光のごとき速度で、閃撃が奔る。
黒と、死しかないその世界の中で、白い光を纏った
たった一人の少年の蒼き刀の軌跡だけが輝く。
「くっ、舐めるなぁ!」
イザナミが、また
無暗に槍を振るい、辺りに無造作な破壊を解き放つ。
「来い、完全憑依 イザナギ。」
それを、メビウスが纏う白い光が
真正面から受け止める。
その白い光は、徐々に形を作り出し
まるで鎧のように、メビウスに定着する。
「塗り潰せ、黒の頁!」
物理的な衝撃が効かないことを悟ってか
黒の頁の、死の未来を決定する能力を
メビウス一人に集中させる。
「無駄だ。
相克結界【白】展開。」
その見えざる死の黒い光は
メビウスに触れる直前のところで
白い光に阻まれる。
それは、徐々にメビウスの周りの黒く染まった世界を
否定するかのように、黒い世界を
白く塗り潰す。
視界が揺れ、酷い頭痛に苛まれる。
当たり前のことだ。
元々は、神と呼ばれる格の存在が使う力を
人の身で扱おうとしているのだから。
「長くは続かない、な。
なら、、、速攻で行かせてもらう。
天地開闢、抜槍。」
その言葉と共に、白い光が槍の形を取り
メビウスの手中に出現する。
その形、姿、力はイザナミが持つ
神器と同じだった。
だが、一つだけ違うところがあった。
それは、その槍が纏っていた雰囲気が
まるで慈愛に満ちたようなものだった事だろう。
「そうか、そうか。
貴様がイザナギか!」
この世界では、相反する、即ち互いを否定しあい
打ち消し合うものが必ず現れる。
それは、言うなれば相克の関係となる存在であり
例えるなら、正義と悪、英雄と危機
そして滅ぼすものと抗うもの。
今回、イザナミに対する相克の存在が
たまたま、俺だった。
それだけの話だ。
「やっと気づいたか。
じゃぁ、そろそろ終わらせよう。」
その言葉と共に、白き残像だけを残し
黒き光を纏うイザナミに、白き光を纏ったメビウスが
斬りかかる。
「何故、何故、何故、何故!
貴様は私の邪魔をする!
イザナギ!」
黒い光と、白い光が空に舞う様に上昇しながら
その力で互いの存在を打ち消しあう。
地を創造した神器、天地開闢がぶつかり合い
その度に、廃墟を吹き飛ばすほどの衝撃波が発生する。
「俺はイザナギじゃない。
イザナギから面倒ごとを託された
ただの人間のフリをしたバケモンだ。」
メビウスの言葉と共に叩き込まれた天地開闢の一撃が
イザナミを地面に叩き伏せ
地面に倒れ伏せているイザナミにメビウスは
天地開闢を投擲する。
「神ですらない、人の子が!」
イザナミは天地開闢の投擲を転がり、回避すると
すぐさま地を蹴り、空中のメビウスに向かって
天地開闢による突きを繰り出した。
「バカの一つ覚えみたいに、、、」
メビウスは忌々しそうに身を翻し
突きで伸びきった天地開闢の柄を握りしめ
イザナミごと、投げ飛ばし
「貫け。」
着地地点の地面を鋭く隆起させ
イザナミを貫かんとする。
が、イザナミの天地開闢の一振りによって
その地の槍は、粉々になった。
「貴様如きの、戦う理由も
執念も持たぬ人の子ごときが!」
一連の光景は、常人の目では追う事すら出来ず
戦いの余波で、地形は塵一つすら残らない
まっさらな大地へと、変貌を遂げる。
が、間髪入れずにメビウスは追撃を入れる。
「地よ、貫け。」
地面が隆起し、岩で形成された大地の槍が
黒い光を穿つ。
「、、、仕留めそこなったか。
来い、天地開闢。」
その直撃を喰らったにも関わらず、土煙の中から
煙を切り裂き、死のオーラを纏った黒い光が
白い光に衝突する。
二つの神器が、火花を上げながら
互いを打ち消しあう。
一瞬でもどちらかが気を抜けば
重い一撃を喰らうその状況で
メビウスの左手に力が入らなくなり
その途端に、神器同士の競り合いに負けてしまう。
「、、、ッ!?
限界か。」
突如、白い光を纏ったメビウスが
その白き光を血で染めながら、地面に叩きつけられる。
「人の子でありながら、神と
渡り合おうとなどとするなど不可能と知れ。」
衝突の衝撃で出来たクレーターの中心に
全身血まみれのメビウスが横たわっていた。
「メビウス!」
「お願い、立って、、、。」
俺を呼ぶ二人の声が聞こえる。
限界が近く、動かすことすら出来ない筈の体が
その声を聴き、何かを思い出したかのように
軋みながらも動く。
、、、そうだよな、俺はあいつらを守るって決めたんだ。
だから命ごとき、捨てててやる。
血で滲みながらも、辛うじて残った
宝石のように澄んだ青い瞳で
その、世界を殺す為だけに生れ落ちた、黒い光を見据え
黒き光を消す為だけに生れ落ちた自身の体を奮い立たせ
大きく息を吸う。
もう限界だ。
おそらく一分も持たずに俺は死ぬ。
、、、だとしたら、俺が最後に取れる手段は
これしかもう思いつかない。
「、、、銃身は俺の体。
銃弾はお前を否定する力。
弾丸を打ち出す装薬は、俺の命。」
メビウスが纏う白い光が、白い弾丸へと姿を変え
天へと構えられた、メビウスの右腕に
まるで吸い込まれるかのように装填される。
自身の体を、銃と見なし
イザナギの力、その全てを弾丸と成し
俺自身から撃ち出す。
「銃身、理論構築完了。
銃弾、理論構築及び装填完了。
装薬、理論構築及び充填完了。
、、、相克術式【メビウス】構築完了。」
土煙の中から、眩い一筋の白い光の銃弾を装填した
人でもなく、神でもなく、バケモノでもない。
ただの、『メビウスという名の銃』が姿を現す。
「照準、ロック。
銃身、ロック。
装薬、装填確認。
銃弾、装填確認。
術式、オールグリーン。」
もう、この術式が組まれた時点で
俺の体は銃と見なされている。
、、、もうどう足掻いても、生き残ることはできない。
、、、あれ?
何で俺は生きようとしていたんだ?
発射に一歩近づくたびに
その右手の命そのものの様な白い輝きは増していく。
体中の骨が、臓器が、壊れる音がする。
あ、、、思い出した。
俺を、バケモノでもなく、師匠でもなく
ただの人間として見てくれた
レミエルと、湖鳥を守る為、だったな。
意識すら曖昧となり、自身と他人の境界すら
分からなくなってくる。
でも、それでもこれだけは覚えてる。
体が覚えている。
「あの時、俺は俺に誓ったんだ。
二人を守るって。」
血が、傷口と、右目があった場所から
濁流のように流れ出し
足元に大きな血だまりが生まれる。
だが、それでも
白い輝きは止まらない。
「悪あがきを許すと思うたか!」
黒い光が、それを否定するように
その銃を両断しようと
急速に天から落ちてくる。
「相克術式【メビウス】発射準備完了。」
刃が迫る。
その最後の希望の光を刈り取るために。
「終わりだ! イザナギの亡霊!」
その刃が迫るより早く、魂という名のトリガーに
指がかかる。
未来の為じゃない、誰かの為じゃない。
ただ、俺は俺がやりたいこと
俺が誓ったことを、嘘にしない為にするには
「お前は邪魔なんだよ、イザナミ。
こいつで消し飛べ、、、ファイア!」
メビウスの右腕が弾け飛び、その中から
天に向かう、一つの白い閃光が放たれる。
それは神と、少年一人の命を以って、神を穿つ弾丸だった。
その白い閃光に穿たれた黒い光は
白い光に飲み込まれ
元から存在し無かったかのように消えて行った。
そして、黒い光が消えた直後に
黒く染まっていた世界も、白く輝く世界も
夢を見ていたかのように、いつの間にか消え去り
後に残されるのは、寂しい廃墟の町と、
塵一つない更地だけだった。
でも、そんな戦いの中で生まれた景色の中でも一つ
美しいと思えたものがあったとすれば
それは、見たことないほどに
晴れやかな表情を浮かべていた空だろう。
空が晴れ、黒い世界が消えると同時に
無数の黒い影が、まるで夢だったかのように霧散する。
それと同時に、メビウスは
糸を切られた操り人形のように倒れる。
「、、、メビウス!」
二人は、体を引きずり
メビウスの元へ駆け寄る。
だが、彼の体は、もう生きているとは
いえる状態ではなかった。
引きずりだされた目、発射の負荷に耐えきれず
グシャグシャになった足、そして
銃身として弾け飛んだ腕。
傷口のありとあらゆる場所から、血が濁流となって
流れ出す。
誰だって見ればわかる。
あぁ、もう彼は死ぬんだな、と。
「ごめんな、、、置いて行くことに、なっちまって。」
メビウスが、見ているだけでも痛々しいその顔で
必死に笑顔を取り繕い、こう言う。
「、、、私たちを、置いて行かないでよ。」
二人は、涙で顔をグシャグシャに歪め
メビウスの体に抱き着く。
「そんなに泣くなよ。」
メビウスは、そんな二人の顔からそっと涙を拭う。
「、、、でも!」
メビウスは、残った左腕で自身の銃を取り出す。
「お前がいいなら、これを
預かっていてくれないか?」
もう喋ることもつらいのだろう、その言葉は
途切れ途切れで、とても弱弱しかった。
「これは、、、?」
メビウスは、その銃を受け取ったレミエルの手に
自身の手を重ね、こう言う。
「俺は、もう一緒に居て、やれないが、、、
お前達を、こいつで守ってやることなら
できるから、さ。
だから、湖鳥も泣くな、よ。
な?」
血で滲んだ涙を流しながら
必死に取り繕った笑顔で、少年はそう言った。
「、、、分かった。
また会えるその日まで、これは預かっててあげる。
だから、絶対に、、、絶対に、、、」
二人は必死に涙を堪え、必死に笑顔を
取り繕おうとしていた。
せめて、最後は笑顔で見送れるように。
、、、あの夢と、違って、守るものが
もう一つ、あるじゃねぇか。
、、、この嘘つきの、未来視め。
「あぁ、、、やくそく、だ、、、」
その言葉と共に、メビウスと呼ばれた少年の体は
役目を終えたかのように、全ての機能を停止し
深い、深い眠りについた。
「、、、置いて行く、なんて、あんまり、だよ。」
湖鳥がそう呟く。
「そうだ、ね。
でも、、、今は、見送ってあげよう?」
レミエルは、嗚咽交じりの声でそう答える。
突如、通信が繋がる。
『こちら管制室、イザナミのシグナル消失を
確認しました。
作戦名【フェンリル】完遂を確認。
皆さん、お疲れさまでした。
、、、本当に、お疲れさまでした。』
あれから、数か月の時が経った。
イザナミの討伐の功績は
私と湖鳥の二人の功績として世間に発表された。
結局、メビウスは最初から最後まで
存在しないものとして扱われた。
当然、私や湖鳥を含め
全てのナンバーズがその事実に抗議した。
でも、結論は変わらなかった。
私も、湖鳥でさえも、なんとなく
その理由は分かっていた。
A&Hは、人が天使の力を使い
人々を守る守護者が集まる組織だ。
そんな組織に、過去にバケモノとして扱われた
メビウスの存在自体が許されるはずがなかった。
例え、それが事実ではなくても。
「天使だけの、功績、、、ね。
みんな奇跡とでも思って、納得してるのかな。」
ぽつりと、そう呟く。
「多分、そう。」
いつの間にか、隣に居た湖鳥がそう答える。
「居たんだ、湖鳥。
、、、そう言えばさ、メビウスの死体はちゃんと
埋葬されるのかな。」
あの後、メビウスの死体は埋葬で処理することなく
研究資料として扱おう。
そんな声が、多かったために
私たちみたいに、ちゃんと眠らせてあげたい意見を
持つ派閥との対立が続いていた。
「、、、ちゃんと、眠らせてあげない、なら。
私は、その人たちを、殺す。」
湖鳥の怒りももっともだ。
命と引き換えに、世界を救った英雄の功績を
無かったことにした挙句、その遺体を弄ぶなんて
あっちゃいけないことだから。
「私たちが、もっと強ければ
死ななくて済んだのかな。」
二人の間を静寂が支配する。
私たちが強かったら、メビウスは死なずに済んだ。
そんな思い上がりは、今はもう居ない
メビウスに対しての侮辱だ。
だからこそ、何も言えない。
でも、それを分ってた上で
そう言ってしまったなんてのは
皮肉すぎるけれど。
「、、、なんかごめんね。
ちょっと、外の風に当たってくる。」
そう言い、私は一冊の日記と、武器の類だけしかない
少年の部屋というには余りに物悲しすぎる
メビウスの部屋を出て、外に向かう。
その時だったろうか。
無数の悲鳴と、助けを求める声が聞こえたのは。
「、、、誰?」
私は咄嗟に、異常事態だと思い身構える。
だけれど、前にも後ろにも誰も居ないどころか
メビウスの部屋に入る為の入口すらも
いつの間にか消えていた。
ただそこにあったのは、まるでどこかの
別の世界の様な光景を映し出す鏡。
そこから、助けを求める声が聞こえる。
「こんな時、メビウスなら、、、」
考えるまでもなかった。
きっと、メビウスなら助けに行っていた。
理由はきっと、それだけで十分だ。
それに
「いつかまた会えるその時に
笑われたんじゃ、敵わないもんね。」
そう言いながら、私はその鏡に手を触れる。
すると、レミエルの体はその鏡の中に
まるで吸い込まれるように引き込まれ、消えて行った。
トモヤに続けて、レミエルまでいなくなってから数日。
ついに、トモヤの死体の処遇を決める論議が開かれた。
「彼の死体はこれ以上ないサンプルだ!
それにそもそも、社会から消された人間を
どうやって埋葬するというのかね?」
白衣を纏った研究者がそう怒鳴る。
すると、イージスにしては珍しく
明らかな怒りを、声に表しこう言った。
「生きている時も、散々彼を研究して
挙句の果てに使い潰した分際で
良くもまぁ言えますね?」
その二人の言葉を口火に、口論が加速する。
だが、そこに触れるだけで凍り付きそうな
怒りと呼ぶには生易しすぎる声が響いた。
「最高管理者の権限で命じる。
エージェント00を愚弄するものは
ここから出ていけ。」
神宮の、その一言によって処遇を決める争いは終わった。
「それと、エージェント00の遺体は
私に一任させてもらう。」
そう言い、神宮は私にアイコンタクトをとる。
、、、この人を信じていいのだろうか。
そんな疑問はあったけれど、トモヤが信じた人だから
私も信じることにした。
「これにて会議は終了。
ほら、解散だ。
出てった出てった。」
会議が終了するや否や、神宮は全員を
会議室から追い出すと
私に向かって、こう語りかけてきた。
「君だけに伝えておく。
死神君は、■きては■■いけど
■■でも■ないみ■■だよ?」
Not a human 完
作者からひと言
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
スピンオフもたくさんあり、随時更新していくのでよかったら見ていってください。
ちなみに続編は執筆完了しており、調整中です
しばしお待ちを。
Not a human @Maccha11
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます