雀荘で仮眠中の四十五歳の男性の元に、突如降臨した「何か力を与える存在的なやつ」のお話。
タグにもある通り、まさにコントそのもののお話です。
といっても別に台本形式とかではなく、ちゃんと小説として読めるのが嬉しい、っていうかすごい。
読者が受け取っているのはあくまで文字情報だけなのに、しっかり脳内で「コントらしいテンポのいい掛け合い」が再生される、つまり面白く読めるというのはなかなかの特殊技能だと思います。
いやもう、単純に笑いました。勢いがすごいし小気味良い。
内容が内容だけにあれこれ言うのも野暮というか、もう「笑えるので読んで!」くらいしか言えることがありません。だいたいにしてタイトル+キャッチの時点ですでに面白いので、そこで「おっ?」と惹かれた方は是非とも読んでみてください。面白いよ!