僕は、異世界を知らない。僕は、魔法を知らない。トランスジェンダーの事も知らないし、学生だった頃の記憶も曖昧で知らないと言っても良いだろう。
そして僕は、医療を知らない。
だからこそ、僕はこの作品にのめり込んだ。
医療の現場に立つ方々がこの作品を見てどう思うかは、やはりわからない。
ただ、徹底的なリサーチと、その読み易さを意識した文章。
それを材料として作られた一つ一つの物語や、医療の現場で働く人々への共感は、知識を持たない僕に深く突き刺さった。
知らない世界を覗く様な充足感と、ストーリーに対する満足感を、この作品は与えてくれる。
もし、僕と同じように、医療に対して詳しくない方々は、是非この作品を読んでみるべきだと思う。
(いや、思ってるだけです。たぶん、医療関係の人が見たなら、もっと楽しめると思うんですけど、ほら、僕素人だから…。)
追記
新しくレビューを僕の近況ノートに書きました。今一度、注目して頂きたい。
https://kakuyomu.jp/users/waitii/news/16817330651805720250
で、ここに記載したんですけど、なんかうまく行きません。ま。ノートで改めてレビューするなんてこの作品のみでありますので、あまり気にしてはいませんがね。