都会のトム&ソーヤ⑥ ≪ぼくの家へおいで≫

刊行日:2008年09月30日


さて本日も始まりました。「はやみねかおる、全部読む」早速行きましょう。


今回の話はですね。自宅訪問回なんですよ。このシリーズの主人公の一人である創也君って、超絶お金持ちって設定じゃないですか。でも今までのシリーズではそれほど拾われていなかったので、今回どのように扱われるのかが気になる所です。

何しろ自宅訪問というイベントはどう料理しても美味しいイベントですからね!


それでは早速読んでいきましょう!


□小ネタ

・OPのパロディネタはおそらく「謎の円盤UFO」だけれども、マジで知っている中学生、居ないと思います。


・「2001年宇宙の旅」を思い出した。というセリフ。「2001年宇宙の旅」に出てくる、人間に反乱を企てるコンピュータHALが、赤いランプの付いたレンズで表現されるネタですね。


・首筋がピリピリしてきたことで、敵の存在に気がつく内人君、マジで何?てかそれは何??前作から「サバイバル能力を極めた男なら当然だよね!」みたいに普通に出ていますが、そんなスパイダーセンス見たいな能力無いぞ!?


・料理を作ってくれる創也君。……まって、ちょっとまって、これ本編?


・えっ、私、間違えてアンソロジーとか買っちゃった???


・これは……幻覚……?……まあ、普通に考えて「毒舌秀才メガネ(家事の才能ナシ)が、家に招いて手料理を振る舞ってくれる」シチュとか、あまりにも同人誌すぎて外では見ない設定ですからね、そうですよね……これは幻覚……いや、本編だわこれ!?


・一体何が起こっているんだ……?こんなシチュが、許されるのか……?


・このシリーズ読んでて、目覚めてしまったキッズとかいるんじゃないですかコレ?


・全国のキッズが心配になってきましたが、気を取り直して進めましょう。


・そばに立つ……という意味でSTANDと名付けた!!なぜか前作からジョジョネタが多いですね。先生このあたりでジョジョを履修したのかしら。


・人工知能RDは、怪盗クイーンの相棒になっていたはず。


・MG(マスターグレード)、PG(パーフェクトグレード)はガンプラネタですね。


・犬を威圧できるお婆ちゃん、何者?


・天井裏の散歩者、私もこの話を読んでから家の押し入れの上に行こうとしてみたのですが、北海道の家はその部分にガラスウールでできた断熱材がみっちり入っているために全然ダメでした。のちに本州に行った時、あけてみて「うわ、本当に本州の家は屋根裏があるんか」と感動した覚えがあります。


・「認めたくないものだな。若さゆえの敗北というものを……」というAKB24のセリフはガンダムネタですね。


□総評


ここまで、同人誌っぽい展開……ある????



という展開の今作ですが、栗井栄太も、ゲームづくりも絡まず、プランナ周りの因縁がちょっと出てくるぐらいで、基本的には箸休めの回になっています。

シリーズだと、こういう回があってもいいよね!って感じの作品ですね。


メインとなる話は、セキュリティが高い家を巡ったドタバタ劇ということで、ちょっとホームアローンっぽい部分は意識してたりするんでしょうか。


さて、あまりの「圧」に混乱してしまった今作ですが、それはさておき次回は「怪人」。ミステリといえば怪人!怪人といえば、江戸川乱歩!はやみね先生は江戸川乱歩ファンなので、どう料理してくるのかが楽しみです。


それではまた次でお会いしましょう!

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はやみねかおる、全部読む 太刀川るい @R_tachigawa

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