彩編

そもそも私達は小さい頃からこの小さな町で育った。ある日の夕暮れ大きな木のある公園のジャングルジムの上に黒が登り立った。「俺達4人でこの町のヒーローになろうぜ!」と笑顔で言った。そして私達は無色彩'sを結成した。皆無邪気で言ってただけでまさか本当に探偵事務所を設立するまでになるとは思っていなかった。皆で近況報告をしながら皆それぞれの道へ歩んで行った。「うーん」行きつけのカフェで経理の資格を取るために勉強をしていた。「苦い…」ポツリと私は頼んだブラックコーヒーを飲んで呟いた。「よ、頑張ってる?あ、可愛らしい服きてんじゃん」聞き覚えのある声だなと思い視線を上げるとそこには黒が立っていた。黒は最近クラブやキャバクラなど情報が集めれそうな所に回って情報網を整えているらしい。そのまま前に座りコーヒーを頼んだ。二人で話していると白イが来た。「おつかれー何2人でイチャイチャしちゃってんのー」とニヤニヤしながら来た。白イは警察学校へと通っていた。大変だとは言っているが頑張って折れずに通っている。そして、最後に灰が来た灰は何があってもいいようにと格闘技を習い始めたらしい。4人で話しているこの時間がとても楽しくずっと続いて欲しかった。そして私達は3年後事務所を建てた。私は経理として皆をサポートすること、似顔絵などを担当した。順調に進んでいたある日、くたびれた服装をしたメガネの中年男性がやってきた。「私は嵌められたんだ!アイツの悪事を暴いてくれ!」そう言われ頼まれた事件それがあの5年前の事件に繋がった。順調に進んでいた捜査かと思われたがその件について調べていると町長にたどり着いた。その後私達は狙われる様になり。皆1度隠れることになった。隠れていたある日灰から全てが分かったと連絡が来たのだ。絵を描いていた私はチュッパチャプスを噛み砕き急いであの木下に向かった。向かっている時白イと黒と合流した。そして着いた時には灰が死んでいた。その後この事件からは手を引こうと言って事件を追うことを辞めた。悔しかった…仲間を失ってしまったことが…だが仕方ないことである。みんなの命が大切だから…これ以上深入りすると皆殺されてしまう。私達は諦めるしか無かったのだ。その後私達は解散してそれぞれの道へと進んで行った。そして私達は今またあの事件のせいで結成することになった。行ったら何が起こるかわからない罠かもしれないでも行かない訳にはいかない。私達は傘を差して向かった。約束の場所へ着き周りに誰かいないか確認した。「やっときたか待ってたよ。」聞きなれた声がした、しかしそれは聞こえるはずのない声なのであった、なぜなら5年前のあの日銃で撃たれた灰の声なのだから。木の影から傘もささずに男が出てきた。皆驚いた。そうだそこに立っていたのは死んだはずの灰だった。私は驚き「なんで?死んだんじゃないの!?」私達は幽霊でも見ているような気分になってしまった。「実は死にかけてたんだけどジムが一緒の警官に助けられて病院に運ばれて何とか生きてたんだ。後々動きやすい様に死んだ事にしてもらってた今まで言えなくてごめん。」私は思いっきり灰を殴った。「どれだけ今まで悲しんでたかわかる?どうして一言も言ってくれなかったの?」涙目になりながら怒鳴った。灰は立ち上がり口を開いた。「今まで言えなくてすまなかった。いくらでも殴ってくれでも皆それぞれ監視されてた中接触出来なかったんだ。」皆で1発ずつ灰を殴った。私は涙を拭い「よし!これで気がすんだ!5年前の事件の犯人わかったんでしょ?じゃあやり返しと行きますか!」皆で顔を見合わせ爆笑した。「スイッチの切り替えが早すぎるよ」と白イが代表するかの様に言った。私は張り切ってみんなの前に立ち「それじゃ無彩色's反撃と行きましょうか!」といい手を出した。皆で手を合わせオー!っと掛け声をして犯人の所へ向かう事にした。そこは町長がいる役所だった。白イが先頭に立ち受付に言った。「町長いらっしゃいますよね?5年前の件で決着をつけに参りましたお伝えください。」少し待たされ町長の部屋へ通された。

私は町長に向かっていった。「もうわかりますよね?5年前の事件の犯人の貴方にお話がありきました。」そういうと白イが説明し始めた。「5年前貴方町長を続けるために秘書である男性を横領の罪を被せ自分は賄賂を渡しまた町長になったその罪をもみ消そうとし私たちを消し掛けに来た。そしてある日灰から話があると電話を貰って殺し屋を雇って殺そうとした。灰は貴方に自首をさせようと説得をしに電話をしたのに。」そして、黒が続いて話し始めた。「貴方は灰との約束を裏切った。その向かいを受ける時だ。さて、大人しく自首してもらおうか。こちらもそのつもりの覚悟は出来ている。何か変な動きをしてみろこの会話はテレビに流れる事になる。」私達は前もってテレビ局へ連絡を入れていた。外には報道陣が集まっている。1番後ろにいた灰が前に出て話し始めた。「町長さんよ、これがラストチャンスだあんたはもう終わりだよ大人しく自首をすれば少しは罪が軽くなるささあ、今のうちに大人しく自首しな」そういうと町長は銃を向けてきた私は町長に近寄り銃口を自分のおでこへ当てた。「撃てるのなら撃ってください。ただ撃てば警察やテレビ局の人間が流れ込んでくるでしょう。その覚悟があるならどうぞ」町長が怯んだその一瞬の隙をついて灰が思い切り町長を殴り拳銃を取り上げた。そして同時に警察が流れ込んできて町長に手錠をかけた。町長が連れていかれ私は崩れ落ちた「怖かったーホントに撃たれるんじゃないかってビクビクしてた。」そして皆が笑い無茶しすぎだよーと言った。3人はタバコに火をつけ私はチュッパチャプスをくわえタバコを吸うマネをした。皆でまた笑うと「これで探偵事務所再結成だね!」と笑顔で私は言った、皆顔を見合わせておう!と答えた。

〜数日後〜

お客さんがやってきた。「いらしゃいませ。探偵事務所無彩色へご要件はなんですか?」そこには気だるそうなみんなの姿があった。「ほらー依頼来たんだから皆やる気出してー」

みんなで笑い合い今日も仕事をするのであった。

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無色彩's @Kai_spoon

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