第3話 ついに一つ屋根の下

週末、引っ越しの業者さんがトラックを家の前につけてくれて荷物を家に運んでくれた。


もともと一軒家に住んでいて部屋も余っている。


その一つに睦美、お父さんとお母さんは同じ部屋を使うみたいだ。


仲良しで羨ましい。


睦美の手伝いに行く。


と言ってもダンボールを開けて本棚に並べたりクローゼットにしまったりするだけの簡単な作業だ。


「手伝ってくれてありがとう」


「大丈夫、気にしないで」


睦美は本棚に本を並べているので、適当なダンボールを開けてみる。


そこに入っていたのは宝の山だった。睦美の下着である。


こ、これって。


「どうしたの?」


「な、何でもないよ!」


「そう?」


触ってみる?いやでも...。


「私の下着を眺めてどうしたの?」


「え!?いや、別に...何もしてないよ?」


「下着だけ見てても仕方ないと思うけど?」


「それは、着てくれるって事?」


「ヘンタイね」


「あぅ...」


顔が熱くなり興奮して変な事を言ってしまった事に今更恥ずかしさを感じる。


「ダメ?」


二人で立っていると身長の差で必然的に上目遣いになる。


「もお、その顔は反則よ」


「え...?」


どんな顔?


着ていたTシャツを脱ぎ始めた、その姿を見ているだけで何か湧き上がってるものがある。


全ての服を脱ぎ終えて下着姿になった睦美はベッドに腰掛けた。


「女の子同士だし、下着姿くらい平気と思っていたけど...ちょっと恥ずかしいかも」


「き、綺麗...」と思わず手を伸ばす。


「ダメ、さすがにそれは恥ずかしい」


「え...」


まるで世界の終わりのような表情になる。


考えてみてほしい。好きな女の子が目の前で下着姿になっているのに何もしないなんて選択肢はあるのだろうか、絶対にそんな選択肢は無い。


「ね、お願い。睦美、私我慢できない」


「えぇ...まぁ、ちょっとなら」


なんだかんだ私のお願いを聞いてくれる優しい彼女で優しい妹でもある。


睦美が座っている横にポスっと座り、かわいい下着に包まれている体を見る。


太ももに手を置く、この白いすべすべの肌は一度触ってしまうと二度と手を離す事が出来なくなるのではないか、というくらいに触り心地がいい。


髪を触らせてもらった時もそうだったが、好きな人に触れるというのはこうゆう事なのかもしれない。その人に触れているだけで幸せになるしエッチな気分になる。


「なんか、エッチだね」


「希妃の触り方がエッチなんだよ!」


「おっきな声だすと聞こえちゃうよ?」


「はい、おしまい」と言って立ち上がり、服を着ようとする。


「もうちょっとだけ」


後ろから服を着る前に抱きしめてスベスベの背中に顔をつける。


「ち、ちょっと...希妃っ!」


「好き」


「希妃がこんなにヘンタイだったなんて」


「嫌い?」


「...別に」


うーん、違う。

こうゆうのじゃない。

もっとこう、エッチな、興奮する、書いてて止まらなくなるような。


設定的にはありだと思うんやけどね...。


家族にバレないようにエッチな事をして、図書委員会の男の子に嫉妬して好きを気づくみたいな流れにしてどんどんエッチな感じにしようと思ったんやけど...違う!


うーん、うーん、うーん、って感じ。


エッチな女の子を見ないと小説は書けないもんですね。

見ると健康になれる気がするし正義。


ここまでありがとうございました...。

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付き合っている女の子が義妹になった(ボツ作品) 百合ヘン隊 くろ @dohentai

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