映画の話
趣味を聞かれたら、映画鑑賞と答えるようにしている。合唱ももちろん趣味ではあるし、就活の面接では合唱サークルのエピソードをネタにした。しかし、日常会話における「趣味」としては映画鑑賞の方がウケが良いし、話が広がりやすい。
映画のタイトルを調べればどの劇場で何時から見られるのかすぐに分かる。多少マイナーな映画でも、大抵新宿辺りに行けば見られる――と思う。
最近見て泣いたのは、とあるカップルの5年間を描いた映画だ――これだけぼかしても分かる人は分かるのではないか。同じ脚本家のドラマを大学の授業で見たことがきっかけで見始めた。正直に言うと、カップルが就職説明会にも行かずイチャついていた辺りでモヤッとした。Twitterでその映画について調べているうちに「就活中のカップルは見るな」という投稿が目に付いたので、大人しく途中で視聴をストップしていた。就活を終えたらゆっくり視聴を再開しようと思っていたのだが、悲しいことに就活を終える前に彼氏に振られてしまった。今年のNコンの課題曲の歌詞のように「やや遠回しに」、嫌いになったのではない、友達に戻りたいと。映画のカップルよりも、遥かに短い交際期間だった。
話が脱線した。
映画館で見るものは、どちらかというとマイナーなものが多い。メジャーな作品ならテレビでの放送や配信も期待できるが、そうでない作品は劇場公開の機会を逃すとなかなか見ることが叶わない。DVDのレンタルという方法もあるが、店舗もそう多くはない。という訳で、わざわざ映画館のホームページを開き、面白そうな映画はやっていないかと探し回る日々を送っている。
皆さんも、1500円――学生さんやサービスデーはもっとお得――で暑さをしのぎつつ映画で生活に彩りを添えるのはいかがだろうか。
備忘録のような 夏野彩葉 @natsuiro-story
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。備忘録のようなの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます