第7話


「なるほど、だからこんなにも彼女に引き付けられたんですね。」


「俺っちも納得だ。」


「ああ、天使ならしょうがねえな。」


「それはお前らの腐った性癖のせいだろ。」


変態三人衆はパンをむしりながらとぼけた口調でディアについて分析している。


俺がディアは天使だと伝えた後、こいつらはひどく動揺してしまっていたので一度夕食をはさむことにしたのだが...


「クラウーン、肉もっと持ってこーい。」


「俺っちの酒はまだかー?」


「このパン少し硬すぎますね。」


こ、こいつら...すっかりリラックスしやがって...!!


「く、クラウンさん。と、とてもおいしいでひゅっ。うぅ。」


「ああ、ありがとな。」


そんな三人を見かねたのか、あんこが俺にねぎらいの言葉をくれた。


あんこさん、可愛すぎますよ...。


「クラウン、鼻の下伸ばしすぎ。ぐろ...気持ち悪い。」


「ディアさん!?今グロいって言いかけたよね!?さすがにグロいは傷つくんだけど!?」


「うるさい。クラウンの聞き間違い。」


なぜかディアの機嫌が悪い。俺何かしたか?


「なんでか知らんが、機嫌直せよー。うりうり。」


おれがディアの頭をぞんざいに撫でるとディアは頬を膨らませながらも顔を少し赤らめその場から動かなかった。

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女神が僕らを離さない!! 坂ノ清 @kaizyo

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