カート君が助かったのは喜ぶべきことですが、その代償は大きく残り私もどこか喪失感を感じています、ダグラスさんの覚悟を無駄にしない為にも頑張って生きていく、それが彼に報いることだと思います。
そしていよいよ最終章に入ります、最後まで彼らの物語を目に焼き付けます。
作者からの返信
何かを得るためにはそれに見合った代償が必要ですが、とても大きな運命への贄となりました。ただカート君には時間制限もあり、悠長に様子を見る、他の手立てを見つけ出すという事もできず。
死に場所を求めていた男にとっては、その場所としてもうってつけという運命の合致。元々の責任の所在が全てを引き受けたという事になりました。
これはピアにとっても重荷になっていきます。
つらい。
これは大変につらい。
秘密を抱えるという事は、それをどこまで守る通せるのかということと戦い続ける事でもあるのだから。
でもピアさんがカート君に掛けた言葉は、後にもし事実をカート君が知ってしまった時にきっと彼の支えとなりうるであろう言葉でもあります。
ピアさんの不器用ながらも伝えようとしている事。
今をもって伝えていっている事。
過去は変えられない。
ならばその先の今を、未来をどうしていくか。
二人に試練は続きそうですが、互いに一人ではない。
それを心に留めていって前を向いていって欲しいなと、一読者は願うのです。
作者からの返信
いつも飄々としてて強気のピア、よわよわ回です。
不器用選手権優勝候補なので、誤魔化し方が超ド下手くそですので、もうこれを見た100人が100人近いうちにバレるやろうと思うかと思いますが。
二人だから乗り越えられるというところ、ありますよね。
ウワァァア、これ最後で胸がぎゅっとされるような感じですね。
ピアもピアで涙が出るくらい苦しんでいて、カートもどんな夢を見ているのか……。
最後の試練、どうか二人とも乗り切って欲しいです。
そして続きがめちゃくちゃ楽しみながらも、いよいよ終わっちゃうのか寂しいー!!という気持ちでいっぱいです。しっかり彼らの運命を見届けたいと思います!
作者からの返信
ラスト一気読み、応援コメラッシュありがとうございます(∩´∀`)∩
ピアもかなり今回の事は凹む要素だった模様。自分の力が至らないという事がカートを完全には救えない原因になっている実感があって。
今まで結構自分が一番賢く頼られる存在だという自覚で生きて来たので、認めるのは辛いけど、実際自分の実力のほどを突き付けられてという感じですね。
前半、わあぁぁぁ体格差カップルだぁ素敵😊❤️❤️とはしゃいでいましたが、後半で思わず胸がぎゅっとなりました…
うう…折角フィーネと婚約できたのに、心から喜べない、この胸に石が残っている感じ…
ピアも頑張っていますが、この真実を彼は知ってしまうんですよね😢今ですら無意識のうちに泣いてるカート君がこのことを知る日を想像するとすごい辛いです…(。´Д⊂)
カート君が早く心から笑える日が来ると良いなぁという気持ちで明日もお待ちしてますね!
作者からの返信
最終的に花ちゃん好みの体格差になりますぞ。ツイッターに上げたイラストの大人カート君に、ちんまい悪戯子猫のフィーネがまとわりつくのです。
カート君が乗り越える最後の試練は、ダグラスの事になります。最後までぜひしょんもり山あり谷ありと乗り切っていただけたらと。
編集済
"あの魔法はおまえが背負うべき罪じゃなかったからな。"
ピアさんのこの台詞が重いですね……。結局、カート君の瞳の力を目覚めさせたのはダグラスで、だからこそあの男はその代償を背負うしかなかった、というところもあったのかなと。
揺れるピアさんの様子に、ダグラスの献身がようやくピアさんの情緒の成長を促したのかなあという気もしました。生きている人間は死者の思い出には敵わないところもあって、けれど、生きているからこそ支えられるし前に進める。
この後、真実を知るであろうカート君と、彼を巡る人々の想いがどうなっていくのか、正座してお待ちしております。
(ワンチャン……!)(みかん、心の叫び)
作者からの返信
ピアが若干の成長を見せております。自覚あったんですよね、口下手なところ。
ダグラスの存在は重く大きい。結局ピアがやりたがっていた父親役をダグラスにかっさらわれた形になっており。
カート君にはお母さんが二人いますが、ダグラスも二人目の父親という存在にいなってしまっているので、真実を知ったときのカート君がどうなるかで、カート君のダグラスへの想いを感じ取っていただけたらと思います。
話せるわけもなく、かといって話さないのも不自然で、こういう時に肩書きって便利。でも、掘り下げて聞けないだけで、カート君は無意識的にわかっているのでしょうし、共有できない苦しさを互いに抱えるのはつらいですよね。
天才という肩書きは便利ですが不自由で、ピアさん器用じゃないくせに全部一人でやりこなそうとするから……。
こんな時こそヘイグさんに助けて貰えばいいのに、とは思いますが、頼り方知らない人は結局自分で負っちゃいますよねぇ。
二人に必要なのは、切っ掛けなのか、時間なのか……
作者からの返信
自分のは天才だから! でごり押ししてみたものの、という感じ。ピアも自分の無力さを痛感して苦しんでいて、それでもカート君を何とか支えようと必死な状態です。
ピアはダグラスとの約束もあるので、頑張って真実を隠し通そうとしますが…。運命は、真実を彼に知らせる方に動きます。
ついにカート君が元気になって、待ち望んでいた幸せも手に入れて…となったのに、この胸に残る切なさ。読者は知っているから納得なのですけど、眠っているあいだにすべてが終わってしまったカート君のモヤモヤは相当でしょうね。
同時にピアさんにも生じているしこりも。明かすかどうか迷っているのかなあ。うーむ…!。゚(゚´ω`゚)゚。オトナって難しいですねぇ…と思いつつも、この最期でピアさんも自分の子供部分に目を向けたりするのかな、とも。
いよいよ終着駅も見えてきました。寂しいですが、楽しみにうかがいます…!
作者からの返信
カート君とピアにはもう一波乱ありますね。アーノルドの心にも嵐が・・・!
何かを得るには必ず代償が必要で、幸せの裏にある失われたものが何かを知った時、人はどうなるのか。