こんな展開になるとは……
カートのことに関しては一安心ですが、ピアは一生これを負って行く覚悟を決めたわけですね。
この時点で他の方法は思いつかないですが、切ないような、でもやっぱりこれしかないような。
各人の経緯や思いがあるからこそグッとくる場面ですね。
作者からの返信
ピアが自分の力不足を痛感する事にもなりましたね。今まで誰にも引けを取らなかったけれど、今回はダグラスに譲る事になってしまった形でもあります。ダグラスは自分の行動のケリをつけるという事もあって覚悟がありましたが、ピアはそれを超える覚悟がなかったので、そこでも負けたという気持ちがあるかもです。
この件に関しては、カート君にとっても爆弾になります。
かなり時間が開いてしまって申し訳ないのですが続き拝読してます〜💦
そして展開が心に響きすぎてうわーこれなぜ私もっと早く読まなかったのだろうとちょっと後悔しているところでもあるのですが、
言葉にならないというのはこういうことだなと物凄く思いました。
ダグラスと、ピアの決断と、ヴィットリオとカートくんの想いとか繊細なそれぞれの結びつき、絡まり方がそれぞれの場所に収まっていく感じ…
まさに糸が解けて行く感じをいまここで体感している!!!という感じがしました。
作者からの返信
お正月早々ありがとうございます(∩´∀`)∩
ここがそれぞれの愛情のピークですね。お互いがお互いを思いやり、全てを差し出していく。
力関係的にカート君は一番非力で出来る事が少ないから、助けてもらう側になってしまいましたが、それぞれが愛に準じた結果がこれでした。
これは、言葉が出ない……。
(手のひらが回転をやめない)
作者からの返信
これがダグラスの出した結論!
そうなのか。
そうするしかないのだから。
救うためには必要なものならばそれしかないか。
このまま生きていても、つかの間の見守るという幸せよりも。
今までしてきた行動に苛まれることよりも彼にとっては幸せであり、救いであり赦しになるのかもしれませんね。
終着点としてはあまりに悲しいたどり着いた場所。
ですが彼のオモイは彼自身にも、そして周りに居る人たちにも強く強く、留まる事でしょう。
うぅ、ここがラストしょんもりであってほしいところではありますが果たして。
それを知りに再び山へと私は向かいましょう。
作者からの返信
ごめんねとはさん、途中から気に入ってくれていたのに…。
本当なら前作で死んでる人なので、死の運命からは逃れられずというところも。もう人生はやり直しがきかないところまできてしまって、彼の幸せはカート君を救う事ただひとつという事に。
時代が変わるとき、古い存在は淘汰されていくのでした。
ダグラスーーー!
おま、おまえってやつはーーー。愛が深くて業も深いわ。
ヴィットリオへの愛も含め。カートくんに対しては子に対するような慈愛もあるだろうな。
なんてやつだ。
作者からの返信
これがダグラスの出した結論。自分の罪に決着をつけた形です。でも深すぎる愛は爪痕も残してしまうのですが…。
一つの命を縛る魔法を解くには、一つ命がやはり必要で。
魔法といっても全知全能や万能でないのがまた、凄くよく練られているなぁと感じました……。
ダグラス!!!!涙
なんとなく予想はしていましたが、いやもうなんだか。ピアとも最後の最後でちょっと通じる面もあったのかななんて思いつつ。
カートはもし全てを知っても、彼の命と決意の重さをしっかり受け止めてその分も生き抜いて欲しいなと思います。
作者からの返信
必ず等価交換なんですよね。重いものには重い物でという感じ・・・代わりになるものなんてないのです実際は。
ダグラスはもう生きる事に疲れていて、やっと死ぬ道を見つけられた形ですね。道を踏み外した後悔、だけどこの最期は自分的に悪くないという。
これは……悲しい結末ではありますが、ダグラスの最後をしっかり見届けられてなんだか良かったなと……
ううしかしこれは泣く……
やはりそれ相応の代償が必要だと……
ダグラスの安らかな眠りに、彼の最期の想いがしっかりカートくんやヴィットリオに届いたのでは、と思っています。
作者からの返信
大きな力にはそれにふさわしい代償が。
そして命の代わりには命しかなれないという。カート君を救うただ一つの方法でした。
ヴィットリオはここまでの事は望んでいなかったと思いますが、ダグラスは贖罪の機会を得る事が出来た形にはなりました。
ただ爪痕を残してしまった感じになってしまい、これが今後のピアとカート君にどのような影響を及ぼすか。
残り10話程度になりました。
ピアさんて、魔法に関してだけはものすっごい天才なんですよねぇ。しかし、同意の上とは言え血族ではない他人に運び出しの役割が担えるなら、もっと別の方法も……と思わずにはいられません。
ただ、ダグラスさん自身は贖罪を望んでいたのだろうなということや、最愛だった親友の息子のため、価値ある存在になりたかったのかな、とも思うので、彼は満足したのでしょうね。(消去法の満足、ではあるでしょうが)
実際、ピアさんに敗北宣言させてるしなぁ……。
この事をカート君が察しないわけもないでしょうから、ピアさんがどう伝えるのかがとても心配です。彼に大人の機微なんてもはや期待していない私!
カート君は優しい子だから真実を知れば自分を責めちゃうかもですが、譲られた命を受け取ることを気に病まないで欲しいなと願います。両親が愛し、父の友が愛し、ピアさんが愛したからこそ、生きる事を望まれたわけで。今度こそ、フィーネと幸せになってほしい(ノ_<)
作者からの返信
別の方法も、あったかと思いますが、やはり条件が厳しいですよね。代わりに死なせていい相手なんて、いるはずもなく。ダグラスであっても、本当なら。
でもカート君の命の残り時間、ダグラスがもう苦しくて死にたいと願っている、贖罪の意味も大きいとなると。ここでやるしかないと、思い至ったわけでした。
ピアは色々とダグラスに負けたと思っています。そして彼の死によって、最早勝つ事も出来ない事も。実はピアにもこの出来事は心の重荷なのですが、それだけは一切誰にも見せずに今後は対応していきます。彼も少し成長します。
編集済
ヤバイ…この回、泣きました。
二人の心情描写がグサグサ私に刺さってきて、胸が震えた感覚は久しぶりです。
眼鏡が自己犠牲になる予想はあたってたんですけど、まさかこんなに切ない場面になるとは…
感覚で言ったら、私は多分ピア寄りで読んでいたと思います。
ダグラス、そりゃ本心はずっと一緒にいて、ヴィットリオの代わりにカートの成長をみたいはずですよね。それでも、彼の未来を見ることを諦めて、カートの為に死ぬことを選んだ。最後にギュッと抱き締める所でもうダメでした。この時、多分父親と子の別れのような気持ちで読んでたと思います…。
釣りをして父親の話を語りたかったとか、もうこういうのほんとに弱いんです。彼、本当はもっといっぱいやりたいこともあったし、カートと一緒にいたかったんだよなぁ。私親子の別れって本当に弱いんですけど、もう私の中で二人の関係が疑似親子になってしまった…。これは泣きます…。
そしてピア。最後の最後に芽生えた戦友のような感情。一思いにやったのは、これ以上彼に感情移入したくない気持ちもあったのかなと思ったら、別の時間軸で父親のようにカートを可愛がるダグラスと、兄のように接するピアがいた世界を想像してしまって、もうあまりの切なさに涙がとまりません。
敗けを認めた所も、彼を心から認めたという気がしてしまって。
それでもダグラスはちゃんと満足して逝ったのも伝わってきたからこそ、こんなに心をぶっ刺されたんですかね。
なんかうまく言えないんですけど、すごく良かったです。ありがとうございました。
作者からの返信
ダグラスは本来敵役として誕生したキャラで、憎まれる役ではあったのですが、根っからの悪党という訳でもないので。
自分が道を違えていたことを知ってしまうと、今までやって来た事って後悔しかないんですよね。だから彼としてはもう生きていく事が辛い。そして色々とたくさんの少年を愛でて来て、それでも満たされず生きて来て。
この世界には、彼を満たすものってヴィットリオしかいなくて、カート君が初めてその役目を担う存在になったわけですが…カート君の命もこのままでは長くなく、彼はまた失ってしまう事になるんですよね。
そうなるとおのずと選択肢はひとつ。
ピアとしては結構きつかったかと。やっぱ人の命を絶つのって、危機に瀕している時ぐらいだけど。今ダグラスは改心しているから、そういう無抵抗な相手を、となるとやはり。
でもダグラスが死ぬ覚悟をしたのに合わせて、ピアも手を汚す覚悟をしました。自分がケリをつけるという覚悟をもった感じですね。そしてこれですべてが解決するとも思っていない。だが、やらないといけないという決意でした。
あーもうバーカバーカ、ダグラスのバカー!!(泣きながら逃げ去る)
(深呼吸して帰ってくる)
絆が生まれたからこそできたことで、だけどピアさんの言う通り、きっとカート君は気づいてしまうのでしょう……。自分のために誰かが——しかも心を許した相手が、なんてどんだけ辛いと思ってんのこの銀縁眼鏡!! あーもうあーもう(まだ言ってる)
フィーネちゃんが目覚めた彼を癒してくれることを祈ります……。
しっかししっかしあれですね、ピアさんは本当に容赦がないなあ。ダグラスの覚悟を受け入れているとはいえ、カート君のためとはいえ、人一人殺めることに何の躊躇いもない。カート君に向ける感情が独占欲だとの自覚はあるようですが、その冷徹な非情さが、カート君をこれ以上傷つけることのないようにと願わずにはいられません。
彼の愛、しかと見届けさせていただきました。ありがとうございます。
まだまだ解決していない事件がいくつかある気がするので、明日も楽しみにしております(ぐしゃぐしゃの顔で)(よろよろ)
作者からの返信
ダグラスのこの行動を知ってしまったカート君に、もう一山あります。最終章をどうぞ。
今回の話が、実はマリオネ3執筆で一番最初に書いた回です。ワンチャンを何度も願われても変更が利かなかったのは、この回を中心にして全体が構成されたから…。
ピアの性格は作者にも制御不能なので、この非情なところがマイナスに作用するのか、プラスに作用するのかは、今後をぜひ。
あああ、そういう……!!!!。゚(゚´ω`゚)゚。ダグラスさあああん!そんな最期を迎える暗殺者がいますか!もう!すき……
むこうで親友に会って、色々お話できるといいですね。最後はカート君に父親みたいな気持ちを抱くの、本当に沁みました…
作者からの返信
ピアのまとめたレポートを読んだ時から、覚悟は決めていた感じですね。それしかないだろうと。ピアより頭が良いのと、非情になれる思考回路の賜物。ピアだったら誰かに押し付けてその人を死なせて処分させるとか、とてもじゃないけど思いつかなかったでしょうね。
カート君は父親の事をよく知らないままだったので、自分しか知らないそれを伝えて置く事だけは最後にしておきたかった模様。父親の代わりとして。