第11話 エピローグ

彼女が去って、数日がたった夏の今日。

俺は和樹と二人で公園でアイスを食べていた。

彼女がいなくなって悲しんでいる俺を和樹が遊びに誘ってくれた。


「数日たったけどまだ信じられないか?」


「信じられない。 俺は桜の事好きだったから」


俺は和樹にそう打ち明ける。

桜の事が好きなことを親友の和樹には言えていなかった。


「お前と同じように桜も信じられなかったと思うぞ」


「そうだよな。 いきなり転校だなんて思わないもんな」


俺は桜の事を考えるとそうとしか言えなかった。


「でもさ、桜もお前と最後まで入れて良かったって感じているよ」


「ありがとう、和樹」


俺はそう言うと、食べていたアイスを思いっきり食べた。


「また会える日が来るよ。 桜にさ」


「そうだよね」


そして俺らは仲良くアイスを食べた。


桜は、元気にしているだろうな。

俺は桜がどこにいても桜が好きだ。

ありがとう、桜。

楽しかったぞ。





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拝啓、神様僕は叶わぬ恋をしてしまいました、そんな僕を許してください。 さくら ゆい @yui_0830

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