第11話 エピローグ
彼女が去って、数日がたった夏の今日。
俺は和樹と二人で公園でアイスを食べていた。
彼女がいなくなって悲しんでいる俺を和樹が遊びに誘ってくれた。
「数日たったけどまだ信じられないか?」
「信じられない。 俺は桜の事好きだったから」
俺は和樹にそう打ち明ける。
桜の事が好きなことを親友の和樹には言えていなかった。
「お前と同じように桜も信じられなかったと思うぞ」
「そうだよな。 いきなり転校だなんて思わないもんな」
俺は桜の事を考えるとそうとしか言えなかった。
「でもさ、桜もお前と最後まで入れて良かったって感じているよ」
「ありがとう、和樹」
俺はそう言うと、食べていたアイスを思いっきり食べた。
「また会える日が来るよ。 桜にさ」
「そうだよね」
そして俺らは仲良くアイスを食べた。
桜は、元気にしているだろうな。
俺は桜がどこにいても桜が好きだ。
ありがとう、桜。
楽しかったぞ。
拝啓、神様僕は叶わぬ恋をしてしまいました、そんな僕を許してください。 さくら ゆい @yui_0830
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます