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創作雑記11.感性(?)
さて、表題の話です。
感性
と、つまりはですね。自分の中にある表現、ということが言いたいのだと思います。
たとえば、これは私の話になるのですが、職場で物の片付けをしていた時の話です。
ケースの中を整理していた際、手に取った物を別のケースに移すところでした。
「ここでこの子たちと同居してね」
なんて口にしてたら、近くに居た職場の先輩が「同居って言うなんて、白浜さん、面白い言い方するね」と言われました。
その後、同居する家族にその時のことを話せば、「まあ、あんま言わない言い方だよね」と笑われたんですよね。
なんかウケてしまったわけなんですけど、私の中では普通の言い方――言い回しとも言うんですかね――だったわけで。なるほど、他の人は言わないのか、と違う見方が出来そうな気がした出来事でした。(ウケたことは気にしてません。私も一緒に笑いましたし笑)
そういったのが、もしかして自分色の表現なのかな。と思ってから、音楽の中に探すようになりました。歌詞だったり、旋律だったり。
とあるアニメをなんとなくで観ていた時でした。
そのアニメは初見だったんですけど、でも、雰囲気がどこか懐かしくて、でも、昔のアニメの続編とかでもないし、どうしてかなと思っていれば、エンドロールのクレジットを見て気が付きました。
そのアニメのメインテーマの作曲者の方が、昔好きだったアニメの音楽を担当されていた方でした。
ああ、そっか。懐かしい雰囲気がするはずだ、と。
使われている楽器だったり、リズムだったり、その方らしい音楽だなと。
そういうのもまた、自分色の表現、なのだと思います。
それは歌詞にも言えるのかなと思います。
探してみると、たくさんあるんですよね。
ありふれた言葉をそう表現するんだ!
なんで、そんな素敵な言葉で表せるんだろう。
どこからその言葉たちは生まれるんだろうなあ、とか。
この頃はそうした目線で音楽を楽しむことも増えて、曲の雰囲気が好きだから、という理由だけだったのが、この表現は透明感あって好き、とか、この言い回しがシビれる、とか好きな理由が増えた気がします。
少し回り道をしてしまいましたが、これは小説でも同じなのかなと思いました。
どういうことか、と訊かれてしまうと、まだ私の中では言語化が出来てはいないのですが、冒頭で書いたような、周りにない自分だけ(っぽい)言い方、とか。そういったものはおそらく、小説を書くことにも滲み出てくるのではないかなと思うんですよね。
実際、冒頭の「同居」は短編にその部分がありました。「雨と傘とこいつ」の中に。
自分色の表現。これに気付ければ、自分の持つ武器の一つにも成り得るのかも、なんて思います。
いろんなものに触れて、経験して、染めていくものなのかな、なんて。
ましろのあれこれとか、つまり雑記! 白浜ましろ @mashiro_shiro
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