第7話 向日葵の話 幼少期・小学校時代

彼は活発な少年だった。

幼い頃から運動能力に長けていた。

好きな物は特に無かったが、やれば大体なんでも出来た。動くことは好きだった。

小学校に入り周りと競うようになるといつも周りを驚かせた。初めてやった競技でも基本的に3位以内には入っていた。経験者を抜くことも多々あった。でも、何かを極める気にはならなかった。

ただ、動いていると何も考えなくて済むのが好きだった。勉強が苦手だったから次第に考えるのも嫌いになっていた。


彼は極々普通の男の子で、特筆すべきことも無い普通の子供だった。

簡素だと思われるかもしれないがそう綴る他無いのだ。けれど彼は将来夏になる。

何が彼をそうさせたのか。

もう少しお付き合い頂きたい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

花の世界 獅子月 シモツキ @sisidukisimotuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ