あとがき

 私にとって星とは特別なものです。具体的にと言われると難しいのですが憧れや感動に近いのかもしれません。・・・少し、昔話に付き合ってください。僕はある日、父方の祖父の家に向かっていました。こう言うことはよくあり、田植えのお手伝い、稲刈りのお手伝い、栗拾い、柿やみかんの収穫、お正月などなど。その度に帰っていました。私が覚えているのは、三歳の時の田植え、まだ父の付き添いだった時です。私はその夜、祖父母や父に連れられ、山頂まで行きました。そこで普段見ることのない満面の星空を見たのです。初めて投稿した小説「彗星と流星の交わり」の一瀬君のプロローグはこれを思い描いたものです。僕はそれを綺麗と思いました。子供心でとにかく綺麗としか言い表せませんでしたがその日は興奮してなかなか寝付けなかったのを覚えています。その次の夜は麓に降り、蛍を見ました。この時も似たようなものです。視線は空と蛍を行ったり来たり。どっちが綺麗か、どっちが明るいか。おばあちゃんが蛍を捕まえて「ほらっ」と、見せてきた時、当時から虫が大の苦手な僕は、光を放っているのが虫とわかって、尻餅をついたものです。その後保育園年長になり、保育園の先生方の紹介でカワイ音楽教室を知り、入り、ピアノに出会い、小4でライトノベルという小説に出会い、中一からこっそり内職として書き始め、この春投稿し始めました。何が言いたいのかは僕にもわかりません。今の僕は保育園年長から中学3年までのいじりのようないじめのような、いじめのようないじりのような。を受けて当時の感動は枯れてますし景色に関する感動も希薄です。音楽や小説に関する感動はまだ残っていますが。

 とりあえずこの物語を書く上で思ったこと、思い返したことを書き綴っただけです。これが皆様に少しでもいい影響となったなら幸いです。

           —琴葉刹那—

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二人の初恋とお約束 琴葉 刹那 @kotonoha_setuna

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