第4話
「ふむふむ…動物化もあるんか。てか夫がハムスターになりました!って本とか売ってそうやな!」
「羽海は新入部員見つけた?」
「いや、見つからんかったわ。けどやる事は見つけたでー」
「部長、やる事ってなんです?」
「校内での盗難や、それを解決するんや」
「キメラ化事件はどうするんですか?」
「同時進行や!如月、ハムスターになったって話、ワイがコンタクト取るからアカウント名、教えてくれ」
「スクワットダルマって名前」
部長はポケットからスマホを取り出し検索をし始めた。俺は手足の無いダルマにスクワット出来る訳ないじゃんと心の中で呟く。
「スクワットダルマっと…おお!出てきた出てきた!それで盗難の件やけど、ワイと同じ組の高崎ってやつからの話や。盗まれたのはハイマックスって言う2万ぐらいする靴らしい、そんで、今日の放課後に無くなってたて騒いどったわ」
「ハイマックスって確かシノキが出してる所の?」
「せや!探し出すで!」
「探すって言っても手がかりも無しに探すのは大変ですよ」
「世界何言っとんねん!始める前から諦めたらあかん!行動や行動!行動すれば何かしらの情報は手に入るはずや!」
この時、失敗したと思った。部長は元野球、しかも3年だ。俺はこの体育系のノリは嫌いだ。ほんと、仮入部で良かった。取り敢えずしばらく適当に過ごしてこの部ともお別れだ。
「世界くん私と一緒に探しに行こうか?羽海いい?」
「せやな、世界はまだ入ったばかりやしいきなり1人にさせるのはまだ早いと思うし如月と一緒の方がええな」
「任されました。じゃあ世界くん下駄箱に行ってみようか」
探偵サークルにようこそ! 天森 @amamori_tennsin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。探偵サークルにようこそ!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます