第3話

部長がいなくなり、如月さんと2人っきりになった。コミュ症ではないが女性と2人きりだと何故かあせる。


「世界くん、そこのパソコンでもいいしスマホでむもいいから早速調べてみようか?」


「じゃあ、パソコン使わせてもらいます」


「私はスマホで調べとくね」


俺は早速、インターネットでキメラ化事件と入力し情報を集めるとこんな記事を見つけた。10代から30代がターゲットらしく、10代が7人、20代が15人、30代は9人。キメラ化し理性を失った人は10人、警官側も2人襲われ亡くなったそうだ。と言うかなんで俺こんな事してるんだろうと手を止める。もうすでにマスコミが調べた情報を調べてどうするんだと思いがある。


「如月さんは何年生ですか?」


「私?私は3年生、ちなみに羽海も3年生だよ。世界くんは確か2年生だったよね?」


「はい、俺は2年生です。って事は如月先輩ですね」


「もう1回言ってくれる?」


「え?」


「如月先輩って」


もしかして以外と面倒くさいタイプかも知れない。


「如月先輩」


「くー!!いいね!先輩って響き!」


「久しぶりって事は後輩が今まで出来なかったんですか?」


「部活は1年の時に吹奏楽部に入ってたけど先輩と揉めちゃって辞めたんだ。それから羽谷にお前、目が死んどる!って誘われたんだ」


「俺と同じ理由ですね」


「世界くんも?あーでも確かに世界くん目が死んでるかも」


じーと俺の目を見つめてきた。恥ずかしかったので目をそらした。


「所で如月先輩は何か情報見つけました?」


「どうやらキメラ化って言うのは大げさらしくて動物化って言ってる人もいるみたい」


「動物化?」


「そう、動物化。SNSだと夫がハムスターになって帰ってきたーとか話もあるみたいで、それで少し話も出来るみたい」


ドタドタと走る音と先生が廊下を走るなー!!と先生が怒鳴る声、これは間違いなく部長だ。


「戻たでー!!2人とも何かいい情報あったか?」


俺達は大した情報では無いが部長に話した内容と俺がノートにまとめた内容を部長に渡した。







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