これって異世界転生というものかしら?

ふわつよ

第1話

わたしは一人っ子で両親に甘やかされて育ってきた

職業難で短大で本好きなら1度は夢見る図書館で働きたいと言う夢のために短大で一生懸命取得した図書館司書は募集皆無で夢は砕けて短大卒業はしても就職先は見つからず仕方なくパートでスーパーのレジ打ちをはじめて週一の休みだけでお金は貯めて休みの度に本を買ったり借りたりして本を読む生活をしていた。

短大でぽっちゃりを超えた体型も毎日働くうちに自然に痩せてメイクも興味を持ち田舎のスーパーだったからだろうけれど美人だと褒められ楽しく過ごしていた

平凡だけど幸せな毎日が一変したのは大切に育ててくれた母親の若年性アルツハイマーの発症だった。

その後認知症も併せて発症して色んな病名がついた

それでも普通に生活をしていたはずだったのに段々と介護が必要になり自分の結婚もそっちのけで働きながら父と一緒に母親の介護も頑張っていたある日

父も心筋梗塞になり1人で両親をかかえる状態になってしまってきた。

重い話になるので中略するとして

普通に休み前にスマホゲームをして好きなアイドルのライブを観たりと夜更かしして自分の部屋で眠ったハズだったのだ!

自分を起こしてくれる声なんてここ数年聞いた事なくったのに

「起きてください」の優しい声に夢を見ているのかなと寝返りをうった時だった。

掛け布団を無理やりはがされたのだ!

「???誰?まだ眠い」

寝ぼけたまま答えると自分の声が幼い事に気づいた

風邪ひいた?いや風邪でこんなに声が変わるもの??

不思議に思いつつ目を開くとそこには見覚えのないクラシカルメイド服の女性が覗き込んでいた。

「?え??誰??なんで私の部屋にいるの??」

混乱した頭のままその女性に言うと呆れたように

「お嬢様!また寝ぼけて」と私を無理やり起きる準備を手伝おうとしている

何事!!??

完全に思考停止している間に有能なそのメイド服の女性は私を鏡台の前に座らせていた

無意識に顔は洗っていた様だ。

全く記憶が無い

そして鏡の中にいたのは見覚えのある自分の顔ではなかった!

黒髪に黒い瞳のハズがありえないピンク頭に黄緑色の瞳の10歳くらいの女のコがいた。

鏡の中のその女の子は中々の美少女でそれが自分だと認識するのに時間がかかってしまった。

メイド服の女性は対して気にしてなかったのでこの子はいつも寝起きが悪いんだろうと結論づける。

これは夢を見ているのかな?と布団に戻ろうとしたら「お嬢様!!ちゃんと起きてください!」と無理やり服を着せられてしまった。





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これって異世界転生というものかしら? ふわつよ @usathuyo

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