作者さまは、以前書かれたこちらの作品が警告を受けてしまったそうです。以前のものは存じていませんが、人気の作品だったご様子です。
詳細はわかりかねますが、レイティングで明らかにしたうえで、通報や警告、非公開等に処されることは悔しかったと思うのです。私だったらぐれますし、いろんなところへ呪いをかけてしまいそうです。カクヨムさんからさっさとお引越しするかもですし、でも交流ある方とお別れするのも嫌ですから、該当と思われる部分を黒塗り等にしてふてくされているかもしれません。
ところが作者さまは、真摯に出来事を受け止め、前向きに問題と向き合い、書き直しをされ再公開へと至ります。なんとゆう大人の対応でしょうか。成熟された大人の男性なのでしょうね。そしてこちらの作品も大人向けな世界となっています。
おとなの男性である作者さまは、おとなの世界、つまりエロスの解明とも呼べるミッションへ並みならぬ情熱を注いでおられる方です。ただエッチなだけではなく、深い洞察と飽くなき探求心、膨大な知識を駆使してエロスの謎を解き明かそうとしているのです。そこへ生涯を捧げることすら厭わないであろう気概が見受けられます。
さて、試練を受けられた上で再公開となったこちらの作品、エロティック描写についてですが、それはそれは、えもいわれぬ美しさ・・・愛する女神の美や恥じらい、愛おしさを狂わんばかりに歓喜をもって、崇め奉りつつ、はずかしめていらっしゃいます。なかなかいやらしいのですが、いいえ、いやらしいことなど何も?美しいことしか描いておりませんがなにか?おほん。とでも言えちゃいそうな渾身の作と言えるのではないでしょうか。
エロスの深淵へと誘い、生命の謎を解き明かしてゆく・・・もはや崇高な取り組みとも言えるかもしれません。いったいどこまでエロくなるのか?さらなるエロスの深化を追い求め、勇者さまと従者リンちゃんの旅を見守りたいと思います♡
かつて、エロスとデンジャラスと――マーベラスに満ちた冒険譚がありました。
それが本作の前作「握りたい勇者と渡さぬ従者」であり、それは諸事情により非公開となってますが、こうして「真」というバージョンで、公開されたことを嬉しく思います。
それはさておき――「握りたい勇者」の「握りたいモノ」とは何なのか?
「渡さぬ従者」の「渡さぬモノ」とは何なのか?
その答えは、わりとあっさりと提示されてしまいます――が。
何故――その「モノ」なのか?
そもそも、「勇者」とは、「従者」とは――
そして、性とは、生とは――
本作を読み進めて行けば、(連載中なのでこれからですが)その答えが見えてくるのでは、と思います。
ぜひ、ご一読を。