手を伸ばしても、もう彼女に届きやしない。だから僕は手を伸ばさない。

僕がこのレビューを書いてる段階ではまだ導入だけですが、幼馴染で唯一の理解者だったはずの僕の元から離れていってしまう彼女。
個人的にはタグ等を見るに当たって何で生きてるのか分からなくなった挙句人生は残酷と決めつけて死にたくなる、そんなバッドエンドにはならないと信じてます。もう一度言いますが信じてます。
主人公は人間味が溢れてます。
大体、陰キャが積極的でリスクリターンを度外視した行動なんてしません。
御伽噺でございます。
偏屈で陰湿で嫉妬深くて、でも何かを変えようとはしたくない保守的な自分。
そんな自分を分かっていて、
そんな自分を好きになれなくて、
毎日を消化試合の様に過ごす。
自分に対する期待値が高くないから行動を起こそうとも思わない。
そんな自分に世の中が優しくしてくれると微塵も思わない。
それでこそ陰キャの生き方です。
等身大の生き方です。
という、レビューの後半は僕の独白みたいになりましたが、おそらく後半はラブラブコメコメすると思うので、今のうちに陰キャの心を体感して頂きたい、そう思います。