幼馴染3人の関係に1人の女の子が関る事で生じる物語

幼馴染3人の中で平凡な京太郎が主人公でピアノの演奏が素晴らしいと有名な巴絵がヒロインでもう1人の格闘系に優れた武大に高校から関る二千華が織りなす物語。
京太郎は高校生になり他の幼馴染との劣等感が生まれてくるそこに二千華の「巴絵と武大が付合っている」という嘘を信じて2人と距離を置きあ始める。高校卒業の日巴絵と武大が抱き合っている所に遭遇しショックを受け大学も3県隣に進学する。
巴絵は京太郎が褒めてくれるピアノに熱中し過ぎて高校生活も程ほどだったので京太郎が離れていった原因を知らず大学進学後判りショックを受け京太郎に会いに行くが京太郎の進学先には偶然二千華がいて付合う様な関係まで進展していた。そこで巴絵と遭遇し武大に連絡して迎えに来て貰う事になったが巴絵は京太郎を諦め切れずアパートを飛び出し車にひかれる。地元の病院でめを覚ました巴絵は京太郎に幼馴染辞めようと言い京太郎も納得して1つの嘘で幼馴染の3人の関係が終わる。しかし京太郎も巴絵もお互いの幸せを願いつつ分かれる。二千華の所に帰った京太郎は直ぐに二千華と別れる(二千華は納得しないし巴絵に対して罪悪感では無く恨みうぃ抱く様に成ってしまう)。
巴絵はピアニストとして活動、京太郎は普通の会社員、武大は武闘家として再出発する。神様のイタズラか巴絵と京太郎は出会ってしまう。私の好きな場面はここで打合せルームで2人きりになった所で「私達結婚しない」と京太郎にいう。お互いの幸せを願っていたのだから京太郎は巴絵を自分の手で幸せにしたい気持ちが強かったのだろう。2人はやっと小さい頃からの想いが叶った瞬間だったこの場面が好きです。後は結婚式、二次会等で事件は起こりますが。大学以降一番成長したのは京太郎です。巴絵は高校時代から周りの事を意識し過ぎて自分の気持ちも言えない中途半端なキャラです。高校時代に素直に告白していればここまでもつれはしなかったでしょう。
この作品は1話づつキャラ視点書かれているので感情が分かりやすく読みやすいのも高評価の1つです。もし暇な時間があれば1度は読んでも後悔は無い作品だと思います。
最終話で捕捉が入るかもと記載があったので期待はしていましたが現在も無い様で少しがっかりですがそれでも良い作品です。

その他のおすすめレビュー

@keionsさんの他のおすすめレビュー2