応援コメント

“垂乳根の ありていさめし ことのはゝ”」への応援コメント

  • 烏丸千弦様、こんばんは。自主企画へのご参加(と、近況ノートへのいいね)ありがとうございます……!
    光栄です!
    (勝手ながら、美しい文章で綴られる烏丸千弦様の物語のTHE DEVIL [Remastered]のファンであり、楽しみにして少しずつ少しずつ読み進めておりました。今、本当に緊張して手が震えており、うまくコメントを書けていなかったら申し訳ございません!)

    『垂乳根の ありていさめし ことのはゝ なき跡にこそ 思ひしらるれ』……という和歌の意味、不勉強で申し訳ないのですが、存じ上げなかったため、調べてまいりました。

    垂乳根(たらちね=親)の忠告や意見をうるさいと思っていたが、親の亡き後になってその言葉の重みがわかった……という意味なのですね……。
    『おかあちゃん、逢いたい』という言葉が……とても胸にしみます。母のあたたかさ、偉大さ、子どもを持つ親になったからこそ見えてくるもの、そんな様々なことが鮮やかに、愛おしく描かれていて、とても切なく綺麗だと感じました。

    素敵な作品を読ませてくださり本当にありがとうございます。私の母は存命ですので、親孝行頑張りたいと思いました。素晴らしい作品に対して、本当に陳腐な言葉しか書けなくて申し訳ありません……!

    作者からの返信

    ジャックさん、こんばんは。こちらこそ、企画に参加させていただき、早速読んでくださってありがとうございます!
    そして〈THE DEVIL〉もいつも読んでくださって、応援をありがとうございます。ちょっとアレな描写もあるお話で、ドン引きされる方もいらっしゃるので、そんなふうに云っていただけてとっても嬉しいです……!(*ノェノ)キャー

    この〈叶わぬ願い〉はほぼ実話ベースで、別に書いた昔の短篇の、気に入っていた文章を活かして組み合わせるという、ちょっと変わった書き方をしたものです。だからなのか、私の作品にしてはめっちゃ短いのです(笑)
    私は母と本当に反りが合わなくて、喧嘩なんかしたくないのに、なんでもない話をちょっとしただけでぶつかってしまうような感じでした。それが疎ましく、早くに家を出て離れてしまって。
    でも、性格や考え方が正反対だったにも拘らず、同じ母親という立場になってみれば、子供に云っていることはかつて自分が云われた言葉ばかりで(笑) ようやく親の気持ちというものがわかり、今ならぶつからず話ができると思ったときにはもう遅くて。
    “孝行のしたい時分に親はなし” なんて諺がありますが、達者でいてくれるあいだには、なかなか親の有難みに気づけないものですよね。ジャックさんが親孝行なさって、親御さんが喜ばれたなら、私も書いた甲斐があったととても嬉しいです。
    コメントと☆をありがとうございました!

  • 不本意代表作にご参加いただきありがとうございました!
    美しい描写もさることながら、最後の一文にグッと心臓を握られました。

    プロフィールを拝見し、ロックとサスペンスな作者様から生まれたのがこの代表作かぁ!と、勝手に”不本意大賞”をお渡ししたい気持ちになりました。
    素敵な出会いをありがとうございました!

    作者からの返信

    企画に参加させていただき、早速読んでくださってありがとうございます!
    不本意と云うのはちょっと傲慢かな、これも私のなかから生まれた作品なので、それを評価していただけることはとてもありがたいなとは思っております。……が、文字数が少ないから気軽に読んでもらえて、母数が多くなっているだけなのでは? と思えなくもないのです。他の短篇や短篇集など、文字数の多いものが多いので。。。(^^;

    そして、この作品を気に入っていただけた方は、おそらく私の得意とするところ(ロックとサスペンス)は趣味じゃないんだろうなあというのも、うーんと唸るところです。自分で代表作を設定できるようになって本当によかった(笑)
    興味深い企画と、コメントと☆までありがとうございました!

  • 私小説の企画主です。
    情景がありありと浮かび、音も聞こえてくるようでした。
    ただただ、美しい。

    ああ、こういうのを求めてたんだよ、なりました。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    八軒さん、はじめまして。企画に参加させていただき、読んでくださってありがとうございます。
    過分なお褒めのお言葉に、今デスクの前で暴れております!(*ノェノ)キャー
    今後の励みにさせていただきます。コメントと☆までありがとうございました!

  • お久しぶりです。
    緋雪様のレビューから参りました。

    レビューにあったように、なんとも切ないお話しですね。
    子どもの時には自分のほんの身の回りしか見えておらず、なんとワガママを通していたことか。

    自分が親の立場になって初めてその時の親の気持ちを想像することができますね。

    すでに母を見送った私も、何歳になっても無性に母に会いたい瞬間があります。

    お話しにとても共感しました。

    作者からの返信

    小烏さん、ごぶさたしております。
    読んでくださってありがとうございます。小烏さんもお母さまを亡くされているのですね。たとえどんなに性格が違っても、同じ母親という立場にたてば見えてくるものがたくさんあります。仲の良し悪しに関係なく、やっぱり親は親、いくつになっても自分は母の子で、ふと甘えられる存在がないことに無性に寂しさを覚えたり。
    実際に会えたら絶対喧嘩するんですけどね(笑) 会いたくなるときってやっぱり、ありますよね。

    丁寧なコメントと☆をありがとうございました!

  • はじめてお邪魔いたします。緋雪と申します。

    映像を見ているような、お祭りの描写。
    女の子の女の子らしい理由での拗ね方も自然に。
    そこから、女の子は母となっても、自分の母親とはドライな関係。そこも、本当にリアリティがあって。

    けれど、七夕の短冊に込める願い事が、あまりに「本音」過ぎて。
    涙してしまいました。

    親になってみてわかる親の気持ち、ありますよね。
    だから、余計に会いたいのかな、と思いました。

    心に残るお話、ありがとうございました。

    作者からの返信

    緋雪さん、はじめまして。
    このお話は、半分くらい実話ベースでして、私は本当に母と性格が正反対で、反りが合いませんでした。
    なので、リアリティを感じていただけたのかなと思います。こういうフィクションのかたちをした書きものでない限り、溢すことのない本音も……。

    丁寧なコメントと、レビューまでありがとうございました!

  • あ、これはなんだか、千弦さんとお母様のようではないか……と感じ、途中からはもう、そうとしか思えずに最後まで拝読しました。

    おかあちゃん……!

    幼い日の、母の想いなど何もわからない、ただ夏祭りの非日常を印象付ける冒頭から、ご自身が母になってからの高くなった目線で見る七夕祭り。
    ラストの願い事のシーンではさらに目線が上向いて、高い高い紺碧の星空に笹の葉と短冊がたなびくのを見つめる……

    情景がありありと浮かんできます。それに、じんわり静かな感情の高まりが伝わってきて、泣けてきました(ノД`)・゜・。

    余韻のある、郷愁の念に駆られるしみじみしたお話を、ありがとうございました!

    作者からの返信

    こよみさん、おはようございます。
    はい、お察しのとおりこのお話は半分くらい実話です。でも、かなり綺麗に繕ってますが(笑)
    お宮さんは貴船神社なのですが、夜はほんとに怖いんですよ(;;) 丑の刻参りするところですし。
    外国人観光客に人気の伏見稲荷もフォトスポットとしては最高でしょうが、あんたら夜行ってみなさいよと云いたくなります。どっちも異界です。
    ……と、せっかく泣けてきたとか云ってもらってるのに、ホラーな話にしてすみませんww
    お話よりこっちのほうが名文ちゃう? と思ってしまう素晴らしい感想と、☆をありがとうございました!

  • 烏丸さん、『夏祭り企画』にトップバッターでご参加くださり誠にありがとうございます。
    いきなりで申し訳ありませんが、これはズルいです。
    那智のまぶたから光るものがひと粒、ふた粒。
    いけません、いけません。
    こんなものを最初に持ってこられては、後に参加される作品の評価が難しくなってしまうではありませんか。

    冒頭の幼少期からフッと年月を飛び越え、母親となった主人公(おそらく烏丸さんご本人ですよね)が夏祭りの夜空と七夕飾りに回想を誘われる。
    向田邦子先生を彷彿とさせる流麗で、それでいて特別な言葉を遣わない語り口。
    それによって読み手の網膜に浮かび上がる夏祭りの情景。

    そしてラスト。
    亡き人に伝えたい生の言葉が溢れ出て、もう那智の涙腺はあっけなく崩壊です。

    また据えられた短歌がその感情に寄り添うように余韻を残しました。

    素晴らしい作品を読ませていただき、あらためて感謝申し上げます。

    そして烏丸さんの背中を押してくれたブロ子さんにも感謝です!

    作者からの返信

    那智さん、その後体調のほうがいかがでしょうか。無理はせず早めに寝んでくださいね。

    はい、お察しのとおりこれは半分くらい実話でして、語り手は私です。私と母はほんとに性格が正反対で、まったく反りが合わなかったんです。なので若い頃はもう言葉を交わすのも疎ましく、私は一度めの結婚に失敗すると実家へは帰らず独り暮らしをしていました。話の中の旦那と子供は二度めの結婚の、ですw
    でも、不思議なことにそんな仲の悪い母でも、いなくなるといい想い出しか思いださないんですね(^^; 確かにこれは狡いかもしれません(笑) 泣かせてしまってもうしわけない。。。でも嬉しい☆

    企画に参加させていただき、さっそく読んでくださって☆まで賜りまして、感謝です。いつもありがとうございます。m(_ _)m

    編集済
  • 『信仰』というものには、どうも親近感を持ち得るようです。宗教との差異とはなんだろうと思ったとき、『情緒』だろうかと烏丸千弦さまの御作を拝読し至りました。
    日常に違う景色が混じるハレの日。些細なことにも意味が宿るその日。本来は常なる万物の奇跡が、祓われし眼にしかと刻まれて。。

    ありがとうございます。素晴らしい時を頂戴致しました!

    作者からの返信

    呪文堂さん、こんにちは。
    私にとって七夕にはもうひとつ意味がありまして……誕生日の次の日なのですよ。なので親は祭りなど、私を喜ばせるためにあちこち連れていったりしてくれていたのだと思います。でもまだ子供だった私には、そういう親心がわからず(^^;
    加えて、二十年ほど前からは結婚記念日の次の日でもあるんですが、まったくなんにもしなくなりました(笑) もうハレの日もへったくれもなくなっちゃってww

    読んでくださり、コメントと☆までありがとうございました!

  • 夏らしさと、その中で寂しく灯る哀愁を感じました。2000字であるのに、読後感がとても良かったです。ありがとうございました。

    作者からの返信

    三嶋さん、はじめまして。企画に参加させていただき、早速読んでくださってありがとうございます。
    こんな季節外れなお話ですみません(^^; 書いているとついつい長くなってしまう癖がありまして、4000文字以内というとこれしかなかったんです。でもいただいた☆の数がいちばん多い作品なので、いいかなと。
    短篇、短い中になにを書くか、なにを書かないかというセンスの見せ所でもあって難しいですよね。企画に良い作品がたくさん集まるといいですね。
    コメントと☆をありがとうございました!

  • 自主企画に参加頂きましてありがとうございます。ご参加いただいたもう一作はまださわりしか読めていませんが、あちらの舞台は誰もが知っている状況ではないのに対して、こちらは殆どの読者が持っているだろう懐かしい風景の記憶を喚起させるものなので、「情景が頭にスッと入ってくる」という面でかなり読みやすいなと思いました。

    グッとくるとても良い作品でした。

    作者からの返信

    ハヤシダさん、はじめまして。企画に参加させていただき、読んでくださってありがとうございます。
    最近は昔ほど洋画や洋楽が持て囃されなくなったと感じていましたが、それは国産の作品のレベルが昔よりぐっと上がったからだと思います。が、そのために海外が舞台のものに馴染みが薄くなっているというわけですね、納得です☆
    半分は実話という一人称語りであることも、単純に文字数が少ないということも読みやすい要因なのかなあと思っていました。お褒めのお言葉と☆まで、ありがとうございました。m(_ _)m

  • 烏丸千弦様

    日本情緒あふれる美しい描写に陶然としております。
    今の季節に、烏丸千弦様の『叶わぬ願い』を読ませていただけて感動もひとしおです。

    >『おかあちゃん、逢いたい。』

    このラストの一行で、読みながら目に溜まっていた涙が零れ落ちました。
    突然逝ってしまわれたお母様……そりが合わないと思っていたのは娘さんだけで、お母様の方はそうは思っていなかったのかもしれません。
    母と娘、出産と子育てを通じて共通の歓びを分かち合える唯一無二の素敵な親子関係ですよね。

    ZDVシリーズとはまた違った趣きの小説でした。
    読ませていただき、ありがとうございました。
    烏丸千弦様の抽斗(力量)は測り知れない!

    作者からの返信

    こちらまで読んでくださって嬉しいです!
    ZDVシリーズとはぜんぜん違いますよね、やっぱり(笑) これは半分くらい実話で、本当に母と私は性格など正反対で反りがまったく合わなかったんです。でも、実際いなくなると会いたくなったりするもんですね(笑) 

    力量などととんでもないです。コメントと☆まで、ありがとうございました!m(_ _)m

    編集済
  • 京ことば、素敵ですね!
    私の眼はお話にくぎ付けでした。
    ラスト、すごく感動しました!

    あいたいですよ、ね。

    作者からの返信

    マクスウェルの仔猫さん、はじめまして。読んでくださって嬉しいです!
    京ことば、文字で書くとちょっとわかりづらいかなあと思いつつ、でも半分はフィクションとはいえ、標準語の台詞にすると違和感があったので耳に残るまま書きました。素敵と云ってもらえて感激です。

    本当にユーレイになってでも会えたら喧嘩するんですけどね(笑) ずるいですよね、この世を離れるとき厭な想い出は重いからか沈んでしまって、いい想い出だけがその辺を漂っているみたいで。逢いたいというか、よく作ってもらった好物が食べたいです、小鰯の炊いたんとか(笑)

    コメントと、☆までいただきありがとうございました!

    編集済
  • こうやって思い出して願いをかけるのも親孝行の一つの形なんだと思いました。
    和歌がいい味わいを出していて素敵ですね。

    作者からの返信

    島本さん、はじめまして。企画に参加させていただき、読んでくださいましてありがとうございます。
    実話半分、フィクション半分な作品ですが、母とはどうしても反りが合わず、できるうちにはとうとう親孝行らしいことはなにもできませんでした。そう云っていただけて救われる思いです。
    コメントと、☆までいただきありがとうございました!

  • 企画にご参加ありがとうございます🙇
    素敵なお話しですね😳切なくて胸が熱くなりました。

    作者からの返信

    クロノヒョウさん、はじめまして。こちらこそ企画に参加させていただきありがとうございます!
    しかも早速読んでくださって、コメントと☆まで……感激です。本当にありがとうございます。励みにさせていただきます。m(_ _)m

  • はじめまして。コメント失礼いたします。

    フィクションですと、読んで進んだはずなのに、エッセイなんだよなと読み進めてしまいました。

    お話の中の私のみている世界が、同じように見えて、最後に、グッときました。

    とても素晴らしい作品を読ませていただき、誠にありがとうございました。

    作者からの返信

    和響さん、はじめまして。
    いちおうフィクションですが、半分くらいは実話と自分の想いを織り込んでいますので、エッセイっぽいのだと思います。
    グッと来たとのお言葉、とても嬉しいです!
    読んでくださり、コメントと☆までありがとうございました!m(_ _)m

  • 親子で歩いたお祭りの夜。なんでもない風景が、かけがえのない記憶になって甦る。すごくリアルだと思いました。夜の描写も印象的ですね。

    作者からの返信

    プラナリアさん、こんばんは。
    読んでくださって嬉しいです(*^^*)
    このお話は、私の子供の頃の想い出をもとに、あちこち綺麗に繕ったものです(笑) 神社の風景や、怖いと感じたのは本当なので、その部分をリアルに感じていただけたのかも……夜の描写が印象的とのお言葉も嬉しいです。
    コメントと、☆までありがとうございました!


  • 編集済

    ごめんなさい。
    私は烏丸さんというと、何となく、ロックガンガン、イケてる現代っ子みたいなイメージを持っていまして、こういう和風で、日本的美しさを描かれるとは想像もしませんでした。

    それに家族、「いい出逢いに恵まれて結婚し、子供を産んだ」なんて、烏丸千弦さんらしからぬ一文に思え、読み進むうちに全く違うイメージに、何とも圧倒されました。

    へえー!
    烏丸さんって、こんな作品も書かれるんですね。ホントびっくり(再びごめんなさい)。

    そしてラストも悲しく、印象深く、とてもいい作品だと思いました。

    いやいや、やはり読んでみるものですね。
    いい小説をありがとうございました。
    また近いうち、別のも読んでみます。

    追伸
    これは絶対お星様ですね!

    作者からの返信

    レネさん、こんばんは。
    いきなりごめんなさいとあって、いったいどうしたのかと思いました(笑) あははは、そうですよねw いつもロックだストーンズだってそんな話ばっかりしてますから、無理もないです(^^; イケてはいないし現代っ子でもない、ただのいいおばちゃんなんですよ(笑) 十代の頃でさえ、どちらかというと新しいものや流行り物に興味のない現代っ子とは真逆な感じでしたね。皆がアニメやアイドルに夢中になっているのに、私だけヒッチコックやロックにハマってるみたいな。(そこはやっぱりロックでした★

    お話は、実話をベースにはしていますが、半分以上は綺麗に肉付けしたり削ったりして整えまくったフィクションです。日本的美しさと云ってもらえて感激です。
    ☆まで本当にありがとうございました!

    編集済
  • 場面場面で情景が鮮やかに浮かんできました。まるで色彩のある影絵のショートストーリーを観ているかのようでした。

    自主企画を開催し、みなさんの作品を読ませていただいて感じたことのひとつが「短編、いいなあ」ということです。素敵な作品に出会えて感謝です。

    自主企画へのご参加ありがとうございました。

    作者からの返信

    はじめまして。
    短篇、実はどちらかというと苦手なのです。頭に浮かんだ画を写し取ろうと書いていて、ついつい長くなってしまう癖がありまして(^^; このお話はなんとか短くまとめられたおかげか、たくさんの方々に読んでいただけて感激しております。
    歳がバレちゃうなあ、と思いつつ(笑)、企画に参加させていただいてよかったです。丁寧なコメントをどうもありがとうございました。m(_ _)m

  • うるっと来ました汗
    私も二年前に母を亡くしてますので・・・。
    七夕といわず、ちょっとはあちら側からひょっこり会いに来てほしいですよね。

    古典文学もいいですね。和歌もそうですし、昔の日本語、難しいけど美しいです。

    作者からの返信

    カッコつけて和歌など引用してみましたが、実は私、そっち方面はそんなに得意でも詳しくもないんです(^^; 嫌いではないですが。自慢できることと云えば、せいぜい小学生の頃に学校内の百人一首大会で優勝したことくらい(笑)

    昔の日本語は美しい、同感です。古典までいかなくても、ちょっと昔、昭和の頃くらいでもかなり違うような気がします。言葉というものは時代につれ変化していくものですが、日本語ならではの雅な表現などは残っていってほしいですねえ。

    読んでくださって、☆までありがとうございました!

  • 他の方も書かれているように、日本語が平易なのに美しくて、情景が目に浮かぶようなお話でした。

    さり気ない日常の事なのに、すごく心を揺さぶられます。

    作者からの返信

    はじめまして。読んでくださってありがとうございます!
    情景が目に浮かぶ、心を揺さぶられるとのお言葉、とても嬉しいです。綺麗に繕った部分半分、実話半分な作品ですので、そのぶんいろいろ込めることができたのかなと思っています。
    コメントと星をありがとうございました!


  • 編集済

    企画に参加頂きありがとうございます。
    夏らしい鮮やかで明るい映像が鮮明に浮かんでくるようで、描写力の高さにこころを掴まれました。素敵な作品だったと自信を持って言うことができます。タイトルが『叶わぬ願い』というのもまた切ないですね。
    ありがとうございました!

    作者からの返信

    こちらこそ、興味深い企画に参加させていただきありがとうございます。
    過分にお褒めいただき感激しております。こんなに素敵なコメントと、☆評価までいただきまして本当にありがとうございます! 励みにさせていただきます。m(__)m

  • こちらは御作のエッセイの色に近いですね。烏丸さんのこういうタッチの文章、かなり好きです。
    親子の間には大事件でなくても何かしらすれ違いとか合わなさとかあると思います。時がたって自分がその立場になると違った見え方ができるようになるのかな。
    家族がお祭りを楽しんでいる情景からふと自分ひとりになる最後のくだり、ポツンと書かれた願い事のひと言がすっと胸に落ちる感じで素敵でした。

    作者からの返信

    柊さん、こんにちは。
    親子ってだいたい20歳以上の歳の差があるわけですし、生きてきた時代が多少なりとも違いますから、考え方など相容れない部分があって当然なのかなと思います。うちは母が私を産んだのが38歳と特に歳が離れていたので、まあなにからなにまで合わないことだらけで(笑)
    それでも、母親という同じ立場になってみれば見えてくることもあって。少々癪ではありますが、親子というのは不思議なものだと思います……仮にほんとに今、化けて出てきて話したとしてもきっと喧嘩になるんですがw、それでも、ふっと会いたいなと思う瞬間はあったりして。

    読んでくださって、シンパシィを感じる優しいコメントと、☆までありがとうございました!m(__)m

    編集済
  • 「たらちねの心のやみを知るものは 子を思ふ時の涙なりけり」といったところでしょうか。
    七夕の短冊を軸に回想から入って現在の心情に至る、お話の組み立てがいいですね。
    最後の、短冊に書いた願いが作品をきれいにまとめています。歳を重ねるほど、思いは強くなるのかもしれません。

    作者からの返信

    実話を元に、あれこれ捏ね回して書いたフィクションですが、組み立てをお褒めくださってとても嬉しいです。
    子供の頃はこれといった願い事もないかわりに、いろんなことの有難みにも気づけていなかったように思います。母親という立場になってからは、自分が云われてうるさがったのと同じことを息子たちに繰り返し云っては鬱陶しがられていて、妙な心地になります(笑) 親子というのは不思議なものですね。
    コメントと、素晴らしいレビューをありがとうございました! 励みにさせていただきます。m(__)m

  • こんにちは、千弦さん。
    あわい余情の心地いいお話でした。過去と現在が交錯して、彩りゆたかな情景のなかに七夕の幻想がうかぶような。
    ルカ・テディとはまた違った趣の、それでもやっぱり千弦さんらしい文章ですね。

    家族との葛藤と、悔恨と、それらを飲みこんでまた前を向くんだろうな、という心の行ったり来たりがリアルに表され、昇華されていると思いました!
    なんどもとった冷たい態度や衝突。それに対していまも頭を下げるつもりはないけどもし悲しませたのならやっぱり心が痛むし、いまならすこし歩み寄れるような気がする。。と、勝手な妄想ですが、、こんな妄想を読者それぞれに思い起こさせるのが、いい物語なんだろうな、と。

    作者からの返信

    こんにちは、琳さん。
    わぁ、なんだか琳さんのこのコメントのほうが名文な気がします。それに、ふと思ったんですけど、コメントとはいえいつもよりも漢字を開き気味で、いつもの琳さんの書き方とは違っているような……? 今書かれている作品の書き方が出ているのでしょうか。気の所為だったらすみません(^^;

    私らしい文章と云っていただけて、すごい嬉しいです。といっても自分では、どのあたりが「らしい」のかよくわかっていませんがw
    コメントとお星さままで、ありがとうございました!

  • 素敵なお話でした。何度も「フィクションだよね?」と確認してしまいました。

    しっとりとした描写の中に、祭りのざわめきが通り過ぎていくような、不思議な静と動が漂っているような、そんな空気を感じました(*´艸`*)

    最後の一言は溢れこぼれた本心のようですねえ。

    作者からの返信

    こんにちは、琥珀さん。
    実話を元にして、だめーなところは取り繕って、あちこちキレイに直しまくったフィクションです。実際とは大事なところが大きく違っていたりしますが、そこをばらすと台無しになる気がするので内緒です(笑)

    母とは本当に反りが合わなかったんです。考え方がまるで違っていて、口を利けば喧嘩になるといった具合で。で、おとなになってからはずっと離れて暮らしていたんですが、その所為か、この世の人でなくなってからもなにも変わらないのです。訪ねれば、まだいつでもそこにいそうな気がするのです。
    子供の頃、いつもいつも同じことばかり云われて、うるさいなあと思ったりするのって皆あるんじゃないかと思いますが、自分が母親になってからはそれとまったく同じことを子供に云ったりしてるんですよね(笑) 今、母がここにいたら勝ち誇った顔で笑われそうで、ちょっと悔しいですw

    コメントとお星さまをありがとうございました! 長篇を書き終えたらまた読みに伺いますね!

  • 垂乳根は「母」の枕詞ですね。
    それだけで切ないお話かしらと、拝読始めました。
    「おかあちゃん」にやられました。( ; ; )
    逢いたい!でうるっと。

    七夕が近く、🎋心に響くお話をありがとうございました。

    作者からの返信

    ハナスさん、こんばんは。
    呼び方は物心ついたときからずっと、おとなになっても「おかあちゃん、おとうちゃん」だったのです。京都から引っ越したときは笑われたこともありますが、変えられませんでしたねえ(笑)
    読んでくださってありがとうございます。このところそちらにお邪魔できてませんが、長篇を書きあげたらまた〈ダビデに恋して〉の続きを読みに伺いますね! 早く2に追いつかにゃ。。。

    追記:お星さまのお礼書き忘れた(汗) ☆をありがとうございました!

    編集済
  • こんにちは千弦さん。
    いやもう、泣きました。てぃっす3枚ほど必要なくらい泣きましたw
    ルカやテディのお話でも何度も泣いたけど、この短編のほうはもっと身に覚えがある感覚で、涙があふれて止まらなかった。
    冒頭のお母様との思い出話のところですでに「叶わぬ願い」が何なのかをうっすらと予感していたにもかかわらず、です。
    うちの母親はまだ元気なんですけどね。
    (実父も義両親もすでに他界してしまったので、あと母ひとりだけ)


    そう言えば昔イオンに行った時だったかなあ?
    客が短冊を書いて店の笹の葉に自由に下げていいサービスみたいなのがあって、みんなどんな願い事書いてるんだろうね~って軽い気持ちで見てみたことがあるんですよ。
    「おとうさんとおかあさんがけんかをやめてなかよくなりますように。そしてうちの中があかるくなりますように」とか、「おかあさんがかえってきてくれますように」とか、悲痛で切ない子供の願い事がいくつかあって。
    うわああゴメン、ゴメンね、オバちゃん興味本位でチラ見して悪かったよ~(;´д`)…ってなったことがありましたw
    あの短冊を書いた子たちは今ごろはもう大人になってるはずだけど、いま幸せに暮らしているのだろうか…などとふと思った初夏のアタクシでございました。

    作者からの返信

    NORAさん、こんにちはー。
    いやん、泣いてくださったんですか!? なんか恥ずかしい~でも、いちおうフィクションなんですよ、いちおうw 実際の想い出とは、大事なところがかなり違っているのです(笑)

    あー、イオンとか、大きめのショッピングセンターでありますよね、七夕飾り。私もチラ見したことありますww でも子供が少なかったのか、『彼氏ほしい♥』とか『禁煙したい』みたいのしか見なかった……w

    コメントと、お星さままでありがとうございましたー。(*^^*)ノシ

  • 夏の暑さが、家族の顔が、語り手の郷愁の念が。
    それらが目の前で映像フィルムのように、もしくはアルバムをめくるように伝わってきました。

    つい懐かしくなって、自分はどうだったかな……と思い返しましたが、やはりくだらないことを書いていたんだろうなという想像しかできませんでした。

    じゃあ、今は。
    夢という夢も無く、ただ無事平穏を祈るような毎日です。

    でもこの作品のお陰で童心に帰ったというか、なにか失ってしまったものを今、ふたたび失わないように今日を生きたいなと思えるようになりました。

    とても素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    はじめまして、ぽんぽこりーぬさん。
    お話としてはいちおうフィクションなんですが、実際にあった子供の頃の想い出を元に書いてみました。短冊、毎年のように書いていたはずなんですが、本当になにを書いたか思いだせないのです。皆そういうものなのでしょうか。おとなになるほど、あれやこれやと望みが増える気がします。

    ☆評価と、素敵なコメントをありがとうございました!