>殉難者
「殉難」ですか。
martyrdomの和約が元で、後に「殉」という漢字の権威的な意味合いから、主義や国家・社会・宗教などの抽象的な概念に殉ずるというふうに解釈が広まった言葉ですが、基本的に現代では「軍事を背景とした近代国家の全体主義的な言葉ですね。
理念や主義でなく個人の情念が人間関係の中心であるこの時代だと、武士や豪族は「御恩と奉公」という個人や家といった忠誠を基に生きているので
最も「殉難」に近いのは、一向宗の「死して極楽生きれば地獄」のような盲信に殉じる殉教の意味合いなどでしょうから
現世での利益を背景とする組織なら、阿曽沼家に対する「忠義の者ども」とか、現代的に云うなら単に犠牲者(victim of a disaster)という言葉を使うのでしょうが、主人公は全体主義的な統治を目指してるからこの言葉を使ってるのかな?
「御恩と奉公」と違ってこの時代で全体主義的な統治をするとソビエトやナチスのように個人の感情を公的な使命に置き換えて権力争いが起こり、内部の粛清とか色々と大変そうですが……「佐藤大輔作品」みたいな展開へのフラグ?
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。
なるほど殉難にはそのような意味がありましたか。
まだ近代的思考には至っておりませんので修正いたします。
いつかこの小説が戦国小町や淡海乃海のように書籍化及びコミカライズ化されることを願います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
書籍化やコミカライズになれば嬉しいですし、そう思っていただけて大変光栄です。
海難事故で殉職したものを祀る合同慰霊碑の様なものを作りますか。
それがいいでしょうね。
今回の航海の成果は鮭、鰊、干し牡蠣、ラッコの皮、石炭の他に膃肭臍のチン〇ンですかw
雪ちゃんは顔を真っ赤にしているのが容易に想像できますね。
一粒金胆に膃肭臍の陰茎を入れていたんですか。
とはいえ孫四郎デリカシーなさすぎw
ラッコと言うとラッコ鍋を思い出しますねw
精力剤だったらしいですよ。
ゴールデンカ〇イでやっていました。
石炭って勝手に燃えるんですね。
まるで堆肥みたいですね。
とはいえ禿山になるのを少しでも防げればいいですね。
石炭を製塩に使いますか。
確かに塩は戦略物資えすからね。
海沿いの土地を手に入れたんですから製塩をしないのは損ですね。
コークスにできなくても燃料にはなりますから有用ですね。
四条卿のおかげで粛清の憂き目は免れましたか。
勝てば官軍。
確かに勝った武家はいい武家、負けた方が悪いというのはありますからね。
四条卿に砂金十両に干鮭と昆布とを献上した上に大樹に馬二十頭と砂金十両を大樹に献上したんですか。
政変で奉公衆(番衆)を潰された大樹にとって貴重でしょうからね。
粛清は出来ないでしょうね。
べいこんは禁忌の五畜、四本足、時=暦を告げる鳥=鶏に含まれるので、皇統が食せる獣禽の肉と言えば雉か鴨ですからね…
雉のみそ焼きか鴨南蛮かパストラミですか。
味気ないですね。
熊はどうなんでしょうね?
日本最強の獣だし一応後ろ足の二本足で立ち上がれますし。
御所を直したから御所に行くって無位無官からしたら目の前が真っ暗になりますよね。
八位の少初位下の官位獲得ですか。
おめでとうございます、と言えばいいのかな?
主上を「くれぐれも」ということは、やっぱり後柏原帝は即位に20年かかったわけですし、献金をせびっているという事でしょうかね?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
意外と当時のお公家さんも公務のない日は山鯨を食べていたのだとか。
小初位が実際に武家に与えられたかは分かりませんが献金をせびるためには必要だと判断されたかも知れませんw