第3話 未来を行き来する者

私は、、、

未来を行き来することができる天峰 奇織の双子の妹の天峰 美玲


双子の姉の奇織は過去を行き来することができる。奇織は誰からも好かれる私が嫌いみたいだ。


でも私は、奇織が好きだ。奇織は私と違って過去に戻ることができる。


「奇織が羨ましい」


「違う能力が欲しかった」


私は毎晩そんな事を思っていた。未来を行けるのは誰だって羨ましいと思ってるはずだ。でも、間違えた道をやり直す事は出来ない。だから違う能力を持つ他の人達が羨ましい。


私はみんなにとって未来を見る事ができる使い道になるものとしかきっと見えていない。


「 美玲 」


「 どうかしたの?」


「 実は、」


また私は未来に行って欲しいと頼まれるんだろうなと思いながら、友達の詩温の話を聞いた。


「 彼氏と3ヶ月続いたんだけど1年続くか

気になちゃって 」


「 えっ 」


やっぱりそうだ。また他人の未来を見に行くんだ。


「 分かった、いいよ 」

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