弱体化調整がなければもっと面白かったと思います!
- ★★★ Excellent!!!
個人的に、一章と二章が物凄く楽しめました。
一章では転生勇者としての力を隠しながら振るい、いくつもの強力な霊障を払って人々を助ける、万人受けする後味スッキリな展開が続きますし、二章では主人公の過去と絡めながら、異世界(主人公からしたら元の世界)で魔法全開で八面六臂の大活躍をし、敵味方含めて魅力的なキャラクター達にちゃんと救いのある終わり方を用意してあったりもして、完成度が非常に高い章だったという感想です。
惜しい点が1点あって、弱体化調整をしている点です。
弱体化調整とは、具体的には「本当なら主人公は最強だけど、展開のために色々と理由をつけて主人公を弱体化させて苦戦させる」調整のことを指します。
二章におけるMP枯渇問題、三章における魔法使えない問題がこれにあたります。
最強主人公の扱いに困って弱体化させるくらいなら、主人公最強のタグはつけないで欲しいなぁと個人的に思います。
この点がなければ最高の小説なんですけどねぇ…惜しいです!