第3話女性蔑視が日本からなくなるわけがない

 女性蔑視が日本からなくなるわけがない。自分はそう考えている。その理由は日本では女性が金で買えるものだ、という文化が成り立っているからである。金を払えば女性と性行為ができる、女性の裸や下着姿、性行為を媒体を通じて見ることができる。それはつまり、女性を商品、物として見ているのである。やれれば誰でもいい、見れればだれでもいい。そこに個人の尊厳はない。最近毎日のように見る盗撮の犯罪に関しても同様である、ストーカーの盗撮は別として、ターゲットは誰でもいいのである.

上では男性側について述べたが、女性の側にも問題はある。経済的な理由で風俗の店やモデルをしている場合は別として、グラビアアイドルや握手会を行う数字のついたアイドルグループのメンバーなどは、裸や水着姿、下着姿を自ら進んで見せている。それは自分の魅力を男性に認めてもらいたいと考えているからである、自分が性的欲求の対象になるとわかっていて。男性に認めてもらいたい、と思うことはすなわち男性の方が女性よりも上だと考えているということである。そしてまた、そういったアイドルたちも個人として見られているかは甚だ疑問である。

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日本人が嫌いな日本人が書く日本人論 @ishimori2027

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