日本人が嫌いな日本人が書く日本人論
@ishimori2027
第2話 𠮟ってくれる大人がいない子どもはかわいそうである、𠮟ってもらえずに大人になった者は滑稽である
個人的な見解だが、日本には子供をまともに叱れる大人が少ないように思える。親にしても、学校の先生にしても、あるいは一般の大人にしても。
ここからは、具体的にこんな事で𠮟られなかった子どもがこんな大人になってしまったのではないか、という例を挙げてみることにする。
まず、噓をついてはいけない、ということで𠮟られなっかった子ども、テストで悪い点をとっても良かったよと噓をついたり、学校や塾をサボったのにちゃんと行ったなんて、子どもはすぐにばれるような噓をつく。そんな子どもが大人になってしまったら、前夜祭の明細書はありません。などと100回以上も噓を繰り返すようになる。明細書を見ないで支払いをするバカはいないし、あれだけ追及されて存在の確認をしていないなら馬鹿そのものでしかない。
次は、自分に都合の悪いものを隠してはいけないということ。点数が悪かった答案用紙、授業参観の案内状などを隠した子どもが𠮟られずに大人になると。先の明細書や桜を見る会の招待者名簿を隠すような大人になってしまう。
では、他の子どもをそそのかして悪い事をさせて、その子が捕まってしまった場合に自分は関係ないと言う子どもが大人になったら。他の子に万引きさせたり、親の金を盗ませたりする子が大人になると、大金を与えて有権者を買収させてその相手が有罪になると自分たちは関係ないと白を切るような大人になってしまう。
では、校則を守らない子どもが𠮟られずに大人になると、禁止されているパーマや免許の取得やバイトをしてしまうような子どもが大人になると。コロナで禁止されている大人数での会食や深夜の飲食店の利用などをする大人になってしまう。
もう一つ、自分の嫌いな行事や授業を仮病を使って休むような子どもが𠮟られずに大人になってしまうと。マラソンや合唱が嫌で仮病を使って休む、そのくせ終わった途端に元気に遊びまわる。そんな子どもが大人になると、自分が能無しで重圧に耐えられずに仮病を使って首相の座を降りてしまう。そのくせ、自分に批判が集中しなくなると、やたらとしゃしゃり出て来るような大人になってしまう。
大人になって、𠮟ってくれる者がいない場合は道化でしかない。そして、そんな道化を許している日本の社会は腐っているのかもしれない。
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