第5話 夏の入り江の夕暮れは
「夏の入り江の夕暮れは」
夏の入江の夕暮れは
静かに波がうち寄せる
朱色が染めるまだら雲
紺が織りなす波の影
夏の入江の夕暮れに
一人たたずむ防波堤
夕日に染まる人影が
手を取り歩く波際を
夏の入江のたそがれは
わずかに残るあかね雲
ポツリポツリと漁り火が
青い波間に見え隠れ
夏の入江の夕暮れは
寄せては返す波の影
夏へ 詩川貴彦 @zougekaigan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夏への最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
如是我聞もどき/詩川貴彦
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 10話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます