第4話 夏が始まった日
夏が始まった日
夕日が燃えつきて
たそがれが訪れる
それでも
静かに漁火が燃え始める
僕の夏が
始まった日のことを憶えておこう
仕事に追われる日々
街に喧噪が訪れる
それから
静かに旅心が歩き出す
僕の夏が
始まった日のことを憶えておこう
梅雨色の切れ間の
夕映えの空
絶望さえ感じなくなった心を
湿った風が駆け抜けていく
僕の夏が
始まった日を憶えておこう
それから前を向いて
歩き出そう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます