霊能者

第1話

俺の名前は、江原明宏。自称霊能者である、今までも、数々の出来事を、当ててきた。２００１年の９月１１日のアメリカ同時多発テロ事件、２０１１年３月１１日に起きた東日本大震災も、予言通りになった。テロ事件の時は、３日前の８日にテレビで予言した。３．１１の時は、ちょうど、１週間前に予言した。つい最近では、コロナ感染を、すでに、予言した。２０１９年１２月５日、日本テレビの収録の時、（２０１９年１２月末日より、中国から、発生して、”新型コロナ感染症”が、日本及び世界中で広がり、今までかって、経験したことのない事が、起こり、死者も多数出るだろう。）しかも、すでに、この時、”コロナ”という固有名詞を、はっきりと、言っていた。そして、俺は、”よく当たる”有名な、霊能者となった。ただ、１００％当たるわけではない。はっきり言って、当たらないこともある。やり方として、他の霊能者が、よくやる、水晶を使うとか、タロットカードを使うとか、”器具”は、使わない。俺の場合は、”夢”に出てくるのだ。これから、起こりうるだろうという出来事が、カラー、色付きで、示される。白黒の夢は、支離滅裂な、内容で、全く予言では、ないのである。さしずめ、カラーテレビを見ている感じだ。まあ、滅多に見ないが、、、。２０回に１回くらいか。そして、今度は、フジテレビに出演した。司会者に「江原さん、オリンピックは、開催されるのでしょうか？」「今のところ、そうゆう予言の夢は、見ないので、予言のしようがないですね。」しかし、その日の夜、”色のついた夢”を見た。東京都知事の、大池氏が、なにやら、会見を、開いている。しかも、怒りあらわな、顔で、「あれだけ、皆さまに、自粛して、不要不急の外出は、控えてくださいと、申し上げました。皆さまは、聞いてくれなかった。結果的に、感染者が、爆発的に増えてしまいました。もう、手の打ちようもなく、どうしようもありません！！今回のオリンピック開催は、白紙、中止に致します！！以上！」そして、怒りあらわの大池氏は、会見を、終えて引き上げるときに、”コケた”。コケて、左ひざに少し赤いアザが。（そうか、中止か。）俺は、早速、フジテレビに出て、「これから、予言したいと、思います。大池さんが、発言すると思いますが、今回のオリンピック開催は、ありません。中止です。補足として、大池さんは、非常に怒っていて、怒りのはずみか、会見終了後、足を滑らせて、コケます。そして、左ひざに少し赤いアザが、できます。」これを見た、視聴者は、バカにして、ほとんどの人は、信じなかった。そして、ここは、東京都庁。記者が、大池氏に、「霊能者が、大池さんの発言で、オリンピックは、中止だと言っているのですが、、、」すると、大池は、「そんな、霊能者の言うことなんて、馬鹿馬鹿しくて、お話になりません！」と、一喝した。菅田首相が、６月２０日緊急事態宣言解除した。世間は、気を緩めたのだろうか。解除から、１０日経った３０日。ついに、感染者は、なんと、１２３０人となった。そして、７月１日。急きょ、大池東京都知事の緊急会見。「昨日の感染者ついに４ケタになりました。あれだけ、皆さまに自粛してくださいと、不要不急の外出は、なるべく控えてくださいと、お願いしてきました。これだけの感染者は、さすがに予想してなかったし、完全に想定外です。もうどうしようもありません！！よって、７月２３日から開催予定のオリンピックは、中止といたします。以上！！」と、声を荒げた。そして、引き上げようとしたその時、なんと、左ひざから、コケてしまって、膝には、赤いアザが。（なっ、言った通りだろう。）俺は、テレビ見ていて、ほくそ笑んだ。そして、俺は、この日から、引っ張りだこに、なった。今日は、テレビ朝日だ。司会者が言う。「江原さん、予言１００％当てましたね。大池さんが、コケたことも、ずばり的中しました。すごいですね。それで、今後のことで、何か、他に予言は、ありますか？」「そうですね、まだ、”神からのお告げ”が、まだ、ないのですが、個人的に気になってることが、あります。それは、南海トラフ地震と、富士山噴火ですね。予感的に近いうち、お告げが、ありそうな気がします。また、ちゃんとした、お告げが、あったら、また、皆さまの前で、公表したいと、思います。」それからというもの、全国各地の有名な霊験あらたかな、神社、特に、富士山の神社の浅間神社などは、連日連夜祈禱が、続いた。そして、現在の今、まだ、”カラーの夢”は、見ていない。でも、今夜”お告げ”が、あるかもしれない。