#30 性剣エクスカリバー
長らく更新を止めてしまいまして、すみませんでした。
短いですが1話分だけ書いたので、久しぶりに更新します。
ただ、キャラの性格とか口調とか忘れちゃってるので、その辺り変わってても生暖かく見守って頂けると、助かります。
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そして翌日以降
停学中のナルシス山川は当然不在で、ウルフ吉川も休んだままだった。
二人が居ないことで教室では最近までのギスギスした空気は無くなっていて、実際、ウルフ吉川の嘘に踊らされていたクラスメイト達から、タローくんとアキちゃんは「吉川さんのウソに騙されて、とんでもないことをしてしまった。ごめんなさい」と雁首揃えて謝罪されていた。
そんなクラスメイトたちにタローくんは
「お前ら罰ゲーム決定な! 命綱無しでバンジー行ってみようか!」と楽しそうにクラスメイトたちをイジっていた。
そして、ウルフ吉川の嘘情報拡散の根源であるクラスのグループチャットは、ウルフ吉川とナルシス山川の二人を残して全員退会した。
そんな感じでクラスは正常化されつつ、定期試験などもありタローくんやアキちゃんと試験勉強しつつ、私たち3人は平和に過ごしていた。
それからしばらくして、停学が明けて復帰したナルシス山川。
自主的なのか親からの強制なのかは不明だけど、スキンヘッドで登校。
それ見てタローくん
「俺が鼻毛指摘したのがよっぽどショックだったのかな? 鼻毛だけじゃ飽き足らず頭全部剃って来るとか、頭悪すぎるぜナルシス。これからはスキン山川とでも呼んでやろうか?」
『ちょっと止めなよ!聞こえちゃうでしょ! また殴られるよ?』
撃退したナルシス山川を目の前にして調子に乗るタローくん、を宥める私。
「スキン山川よりも、ズルむけ山川のがいいと思うよ」
アキちゃんまで危なっかしい。
まぁ分からないでもないけど。
「脱包茎おめでとう!!! コレで君も今日から大人の仲間入りだネ!って?」
「そうそうって、タローくんはもう剥けてるの?」
この二人、調子に乗り過ぎである。
そして、下品だ。
「あ、あたりめーだろ! な?サナマリ!」
『え?あーうん、おっきくなると一応ね・・・』
「なんだ、エラソーなこと言っててただの火星人か」 はぁ
「おいコラ待て新田! 重要なのはそこじゃないだろ! 大きさ、長さ、硬さに角度だろ?」
「へぇ~そんなこと言うからには、よっぽど自信あるんだ、タローくんの毒マツタケ」
やっぱりこの二人、下品過ぎる。
「だから当たり前だっつーの! 俺のエクスカリバーで何度サナマリを天国に導いたと思ってんだ? な?サナマリ!」
こうして、ズルむけ山川のことなどそっちのけで、タローくんのエクスカリバー(笑)が凄いのかどうかを言い争う二人。
頼むから、私を巻き込むのは止めて欲しい。
『えーっと、どうだっけ?』
下品な二人の仲間だと思われたくなく、素っ気ない態度で流そうとすると
「よし!しっかり思い出させてやる、俺のエクスカリバー! サナマリんちでパーリィーナイッ!けって~♪ 今夜は寝かせないぞ☆」
そしてその夜
全裸のタローくんは、仁王立ちで両手を腰に当てて言い放つ。
「今夜のエクスカリバーは、血に飢えているぜ!」
手を使ってないのにビクンビクンと動きまわるエクスカリバー
『す、凄い! 何で動くの!?』
「ふっ、血に飢えたケモノだからさ」
ドヤ顔でそう答えるタローくん。
こうして、勇者タローくんの性剣エクスカリバーは、今夜もその性なる力を存分に発揮した。
初めて出来た彼女は、可愛いくていい匂いがして、虚言癖の化け物でした バネ屋 @baneya0513
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