終幕
それから幾日か経ったある日、大きな風呂敷を背負った男が町中を歩いていた。
どうやらどこかへ引っ越して行くようだ。
町中に飾ってある一つのさらし首を見て、一度立ち止まり、
すっと一度だけ手を合わせて町の外れへと歩いて行った。
どうやら引っ越し先はここから数里離れたところにあるらしい。
男はもう振り返らずに、真っ直ぐ歩を進めていった。
入厨 ‐いりくりや‐ 天野 帝釈 @kouba1wtmsl
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます