可能性を感じる、若き才能の片鱗を見た。

日本社会の中で当たり前のように存在し、おそらくは多くの人が違和感を覚えつつも逆らうことができない「同調圧力」。それを見事に可視化かつ「操り人形」というキャッチーな表現で描写したのがこちらの作品。

同調圧力を「操り人形」として可視化できるが、それを嫌々受け入れて生活する高校生主人公。対して、「操り人形」になっていない=同調圧力の影響を受けていない転校生ヒロイン。
2人のボーイミーツガールから始まり、悩みながらも成長していく物語は、特に同世代ならば刺さるはず。オススメです。

このレビューの作品

傀儡

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