甘く見るんじゃない、異性の煩悩のチカラとやらを

【良かった点】
まず世界観が面白いと思いました。
圧倒的極端な比率1:1000。
また、登場人物の性格や台詞などが物語を更に面白くしていると思いました。
キャラクター一人ひとりに魅力を感じ、テンポ良く話が進むのも読んでいて、作品を飽きさせないチカラがありました!

【(個人的に)んー……って点】
あまりにも極端な男女比率にしては、登場女性キャラたちの反応が薄い気がしました。
下ネタを話すくらいでは無く、少しでも男の情報が入れば血眼で探し、見つけたらそれこそ飛びつくような、そんな世界なはずだと個人的に思いました。
そして、化け物を相手に逃走するシーンですが、登場人物たちの語調に強い緊迫感を感じられず手汗握る状況という臨場感が余りちゃんと伝わって来ませんでした。

緊張感漂う場面では登場人物の語調は強く、表現は過激に、また化け物の鳴き声(?)は悍ましく、惨烈な感じにすると尚場面が際立ち、作品が更に良くなると思いました!