Dancing the heart

@notchin34

第1話 もう一回会いたい

登場人物


ロイヤル・サバンナ

16歳の女子

紫色の髪で、下に2個のお団子で目の色は、紫。

八重歯がある。

強気で、いざというときに、馬鹿力がでる。


レリック・シティ

18歳の男子

金髪で、下に一本結びをしている。

目の色は、黄緑色。

八重歯がある。

強気で意地悪だが、優しいところもある。

龍と人間のフェアリーで、相手に自分の目を見させながら指を鳴らすと相手を5分間思い通りにすることができる。


フォーレ・スリシア

銀髪で髪を下ろしている。

目の色は水色。

クールで、結構サバサバいく。


アリスト・ダーク

黒髪の短髪。

目の色は赤。

損得でものを見る。

狼と人間のフェアリーで、ひと吠えすれば5分間周りの人を動けなくさせることができる。



これから、もう少し登場人物が増えると思います。


ここは、レジーナ王国。

でも東と西で、別れてて仲が悪い。

この国では、人間と、半分動物で半分人間

のフェアリー族が住んでいる。

東は人間が住んでいる。

西は、フェアリー族が住んでいる。

そもそもこの国は、西と東に別れてなかった。

人間もフェアリー族も、協力しあって生きてた。

ただある時、人間の文明が発展したので、領土が足りなくなった人間が、フェアリー族の住む街を一部壊し、領土をひろげようとした。

それに怒ったフェアリー族は、人間の住む町を一部壊した。そして仲が悪くなり、話し合いの結果西と東に別れる事にした。

それ以来、ずっと別れている。


私は、ロイヤル・サバンナ、16才

私はずっと、昔会ったフェアリー族の少年レリック・シティに恋をしている。


懐かしいなぁ。

あれは7歳の頃だった。

西と東の境目は森がある。

逆に言えば、森しかないって事だけど、行くなと言われている。

西に行ったら殺されるかもしれないからと、行く人はそうそういない。

それに、フェアリー族は匂いで人間かどうか分かるらしい。

また、後から聞いた話だと、西でも殺されるかもしれないからと、西から東に行く人も少ないそうだ。

ただ、フェアリー族が東に来ても、見た目が人間と違わない限り、バレない。

だけど、西が気になってた私は、親が仕事でいなかった日、とこっそり森に入って西に行った。

西はすごかった。

炎を手から出す人や、空を飛ぶ人などがいた。

そして、目の前にでっかいタワーがあった。

私が

「すごい」

と、言ったその時、

「こいつ人間じゃね?」

と、四人組が言った。

そして、

「ほんとだ。人間の匂いだ。捕らえろ!人質にしようぜ」

と、一人が言った。


パシャッ


ヤバッ写真撮られた。

そして、追いかけられた。

最初は私は足が速かったので、逃げられたが、流石に追いつかれそうになった、とその時。


グイッ


え?

誰かに腕をつかまれた。

そして、そのまま引っ張られて、その人達からは、逃げきれたところで、その人は、急に立ち止まった。

ので、その人の背中に思いっきり当たってしまった。

「「いてっ!」」

っと、その人が振り返った。

金髪の少年だった。

「君人間?」

とその人が聞いてきた。

私は、言った。

「そうだよ」

「君は馬鹿か?あ、馬鹿だから来たのか」

「馬鹿じゃない!」

「じゃ、なんで来たんだよ?」

「西がどうなってんのか気になったから。」

「それだけ?」

「なんか悪い?」

「そんだけでくるとか…やっぱ馬鹿だな。俺にはそんな事する気持ちがわからないね。っていうか、助けて貰った恩人に、その言い方はなくね?」

「え?助けてくれたの?人質にしたりしないの?」

「しないよ。それから、もう二度と西には来るな。顔を覚えられてる。明日には国に広まってるだろう。後、送ってく。俺がいっしょにいたら、多少人間の匂いがしても、大丈夫だ。」

「ありがとう。なんで助けてくれたの?」

「なんか追いかけられてんなって思って見たら、人間だったから。なんでこんなとこいんだろうって気になったから。で、来た森の近くに何あったか覚えてる?」

「でっかいタワーがあった。」


帰り道、いろんな話をして帰った。

その少年は龍と人間のフェアリーだとか、相手に自分の目を見させて指を鳴らすと相手を5分間思い通りに出来るとか、9歳とか、先月親が殺されて、今はおじいちゃんおばあちゃんの家に住んでるとか、その時残ったお母さんの形見をずっと持ってるとか。

私も7歳とか、友達を誘ったのに来て貰えなかったとか、今日は親が仕事だったから来れたとか。

他にもいろいろ話した。

時々笑う顔が、かっこよかった。

そうこうしているうちに、着いた。

「じゃあな。」

「待って!」

「何?」

「そういえば、名前何?」

「あ、忘れてた。俺はレリック・シティ。君は?」

「私はロイヤル・サバンナ。ねぇ、また会える?」

レリックは笑って、言った。

「…いつか、会えるよ。じゃあな。迷子になるなよ。」

その時、笑った顔が忘れられなかった。

「うん。また会おうね!」

そして、私は森を通って東に帰った。


もう夜だった。

親は私が帰った後、すぐ帰ってきた。

そして、私はその日からレリックに恋をしてしまった。


次の日


私は誘ったのに来なかった友達クーレットに、昨日の事をはなした。

そして、恋した事も。

そしたら、

「え?本当に行ったの?ヤバッ!しかもフェアリー族に恋したとか。どうすんの?その恋叶うと思ってんの?」

とか言われた。

「うん。きっといつか叶うよ。」

「おめでたい頭だね。」

「そんなことない!いつかきっとまた会える!」



そして、今に至る。


私は今16歳だ。

今でもいつか会えると信じてる。

今は朝。

はぁ…そろそろ起きて学校行かなきゃ…。


そして、学校にいった。


学校に着いたとき、知らない男子に告白された。

「ねぇ君、俺と付き合わない?」

信じられない。

人生で初めての告白だ!

こんな言い方だけど、ちょっと感動。

「ごめんなさい。無理です。」

が、断った。


クーレットとは、小学校から高校まで、ずっと一緒だ。


「ねぇ、聞いてクーレット!今日人生で初めて告白された!」

「え?マジ?で、どうしたの?」

「断ったよ」

「なんで?」

「なんでって…そりゃ、知らない男子だったし。私には好きな人がいるし。」

「もしかして…ロイヤルって、まだレリックって子の事好きなの?」

「うん!もちろん」

「諦めたりしないの?」

「当たり前じゃん。」

━━

学校の帰り道。

帰り、クーレットと帰ってる途中急に、

「すいませーん。ちょっといいですかぁ?」

と、声がした。

見たら、朝告白してきた男子ともう一人の男子だった。

(ちょっとめんどくさいから、告白してきた男子を男子1、もう一人の男子を男子2と、しよう。)

男子二人が近付いてくる。

ヤバい、後ろ壁!

男子2が言った。

「朝さぁ、コイツのこと、振っただろ?」

「はい。で、何か?」

すると、男子1がジリジリと寄ってきて言った。

「いやさぁ、俺、告白断られるの、初めてなんだよね〜。」

そう言って、私の腕を掴んだ。

「うっ…」

クソっ、振り払おうとしても、力が強すぎて無理!

「くっ…」

隣を見たら、クーレットも男子2に、腕を掴まれてた。

男子1がもう片方の手で、私の手を触りながら言った。

「だから、納得行かなくてさ。ちょっと付き合ってくんない?」

男子2がクーレットの腕を掴みながら言う。

「コイツもついでにホテルに連れてこーぜ」

「ああ、安心して。暴れなけりゃ痛くはしないよ。」

そうして、腕を引っ張られて、連れていかれそうになった時。


「「いててててっ!」」


男子二人が悲鳴を上げてる。

その腕を掴む力が緩んだ隙に、手を振り払った。

そして、見たら男二人がそれぞれの男子の腕を掴んで捻ってた。

顔はよく見えない。


「女子の事を無理やり触んなよ」

「通りかかったから聞いてたけどさ、え、お前らさ、どう見ても嫌がってるのに無理やりホテルにまで連れて行こうとしてた訳?」


「「ヒッ、は、離して下さい!」」

「こんなんじゃ生ぬるいね。でも、ずっと掴んでる訳に行かないか。」

「えーと、エリーナ学園ね、あ、学校には連絡させてもらうから。」

男二人が男子二人の手を離した。


「「すいませんでしたぁー!」」

「謝るならこの二人に謝れ」

「二人とも、ごめんなさい。」

「俺も。ホテルに連れて行こうとして、ごめんなさい」

私達は言った。

「「二度とやんなよ」」

「「はいぃ!」」

男子二人は、凄い勢いで帰っていった。


男二人が話しかけてきた。

「大丈夫だったか?」

その人は金髪だった。

「ああいう時は叫んだ方がいいかもな」

もう一人は黒髪だった。


それから、金髪の人が話しかけてきた。

「それから、久しぶり、ロイヤル。」

「えっ、誰…?」

全然誰か分からない。

そしたらその人は驚いた顔して言った。

「えっ、もしかして覚えてない?俺はレリック・シティ。忘れちゃった?」

「え!?レリック!?」

え、ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って、え?レリック?

私がずっと好きだった、レリック?

すると、クーレットが言った。

「もしかして、フェアリー族のレリックさんですか?」

「あれ?君なんで俺の事知ってるの?」

レリックには、私から説明した。

そして、まずは全員、自己紹介をすることになった。

「私はロイヤル・サバンナ。16歳だよ」

「私はクーレット・スリシア。16歳」

「俺はフェアリー族のレリック・シティ。18歳だ。龍と人間のフェアリーで、相手に自分の目を見させて指をを鳴らすと相手を5分間思い通りに出来る。」

「俺もフェアリー族のアリスト・ダーク。18歳。俺は狼と人間のフェアリーで、ひと吠えすれば周りにいる人は5分間動けなくなる。」

これで全員分かった。


続きます


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