子供の子供

バブみ道日丿宮組

お題:元気な人 制限時間:15分

子供の子供

 引きこもりな僕が産んだ子供は元気だった。

 家の中を元気に走り回るものだから従者がとても困ってた。私とはいえば、足が動かないのでその様子を見るばかり。一緒に遊んであげても良いんだろうけど、少し仕事をしなきゃならない。

 お爺ちゃんはよく構ってくれてる。実の娘のようによく遊んで、身近な世話をこなしてる。僕がやるはずのこともやってくれてるので本当に助かってる。


 まぁ……本当の父親だから当たり前なのかもしれない。


 孫のような娘。愛さないわけがない。跡取りをきちんとこなせそうな子供が産まれたということもあって僕への監視はなくなった。本来であれば永遠に家の中で死ぬまで閉じ込めておくつもりであったのだろう。

 部屋の鍵は名残が強く。とても頑丈なものがついてた。破壊はあのときの僕にはできなかった。今なら協力してもらえばできると思うが……必要ではない。

 子供が産まれることになったたので、母と父と暮らしてた家からは出てしまった。その後その部屋どうなってしまったのかはわからない。お爺ちゃんによると、未来ある子どもを家に閉じ込めてたとして、親たちは少しの償いをする流れになったらしい。そのなにかをするための機材が入れられたとか?

 僕は開放されてお爺ちゃんの家で暮らすことになった。そこはバリアフリーでいろいろなものが足が不自由な私にとってキレイに作れてた。

 そんなセカイをくれたお爺ちゃんだったからこそ、僕はお爺ちゃんの因子を受け入れた。とても優しかった。整ってない僕の身体を下げず無事なく褒めてくれた。かつてのお祖母ちゃんのように素敵だと。


 そうしてそんな環境で僕は出産した。血の濃さとかいろいろ問題点はあったみたいなのだが、そこはお金で極秘……になって現在まで至る。


 子供は産まれた元気。特におかしなところはない。母との接触無問題、父の接触無問題。


 ならば、良い子供の成長を私達は望むだけだ。

 


 幸せになってしいって。


 夢を夢にしてって。


 諦めないでって。

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子供の子供 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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