第7話

 しかし……。


「あんたたちー! ごはんよ降りてきなさーいっ!」


 刹那に響くあまりにも大きな、部屋の空気全てを粉砕する声。

 それは階下の母さんだった。

 もちろん本物だ。先生はうちには居ない。


 どんな強い気持ちも熱い情熱も母さんの一言には抗えようはずもない。


「「はーい……」」


 俺たちは声を揃えて力なく返事を返して、それから顔を見合わせて笑った。

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母さんではないし姉さんでもない あんころまっくす @ancoro_max

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