もしも、ここで、ピアノが弾けたなら

駅ピアノが普及しつつあるようですが、マンションロビーに置かれるというのが新しい着眼点です。
選曲も、おきまりのクラシックピアノ曲でなく、それぞれが持つ思い出、人生の喜び、悲しみと結びついた歌であったり、音楽だったり。
それらが持ち寄った人生が交差し、またそれぞれの人生に波紋を投げかけている様子が面白いです。台詞の応酬だけでは生まれない、新しい物語の形がここにあります。

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