第21話

「大地くん!次はどこに乗る?」


あれから1ヶ月。俺たちは今、デートで遊園地に来ている。


洸の行方は警察が今必死になって探しているそうだが、どうにも足取りが掴めないようだ。


親友…、無事でいるといいんだが。


「大地くん?」


目を前に向けると、そこにはすみれの顔が。どうやら考え事に夢中ですみれのことを無視してしまっていたらしい。


「ああ、悪い。そうだな。次は、アレにでも乗るとするか」


「はいっ!」


元気一杯の眩しい笑顔。俺はこれから一生、このすみれの笑顔を守っていきたい。




















「大地、これからずっーと、一緒だからね」


すみれから洸の声で発された言葉は、アトラクションの音にかき消されて大地にはよく聞こえなかった。


…………………………………………………


読んでくださってありがとうございます。半年間。この量の作品を完結し終わるのにかかった期間でございます。途中、かなりの期間が空いてしまったり、また、作者の国語力が足りないことから、作者が思っていた当初の終わりには持って行くことはできませんでしたが、とりあえず完結できたので良かったと思います。最後の展開、お分かりいただけましたでしょうか。教室での一波乱の時に、洸がすみれと大地を気絶させ、すみれと入れ替わったのです。洸くんは何気にハイスペックなので、すみれの真似は簡単にできます。ですから、大地くんには怪しまれなかったわけです。

こうしてみると、洸くんの一人勝ちですね。え?すみれをどこにやったかですって?それは、言えない相談ですね。


では、これにて「俺、市大会で優勝したらあの子に告白する」は以上となります。ここまで付き合ってくださいまして誠にありがとうございました!    自由奔放

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俺、市大会で優勝したらあの子に告白する。 @kondeneinensizaihou

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