ネコも歩けば棒にあたる

ネコも歩けば棒にあたる

犬が棒にぶつかるところを見たことがない!

犬も歩けば棒に当たる。

意味は「何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多い」という例えです。

しかし、犬はもちろん歩きますし、猫や他の動物も歩きます。

それに、歩いただけで災難に遭うことが多いというのは少し大袈裟では無いでしょうか?

まず、「災難に遭う」ということから考えていきます。

災難に遭うとは、良くないことが起こるということです。

犬も歩けば棒に当たる。このことわざの「棒にあたる」を説明した文です。

確かに、棒にあたって嬉しいとは誰でも、どの動物でも思わないでしょう。

なので、この部分は納得できます。

次に「歩けば」について考えます。

「歩けば」とは、「歩いただけで」と言い換えることができます。

これは、状況を理解しやすくするために使ったのだと思います。

しかし、歩いただけで棒に当たるというのは有り得るのでしょうか?

状況を理解しやすくするのであれば、長距離走った後で注意が散漫だったや、考え事をしながらなどのどのような状況で歩いていたかを説明した方が具体性があります。

説明が出来ないのであれば、棒に当たる理由を不明確であると言ってしまった方がわかりやすい気もします。

最後に「犬」について考えます。

犬というのは確かにどこにでも居そうな感じはしますし、わかりやすい例えだと思います。

馬や牛など、大きな動物では棒にあたるくらい屁でもないと思います。

そのためうまく説明がつかなくなってしまうため例えで出すことはあまり良くないでしょう。

しかし、うさぎはどうでしょう?

うさぎは昔でも今でも認知度の高い動物でしょうし、体も小さいです。

ここで言いたいのは、犬でなくても成り立つことです。

犬も歩けば棒にあたる。これでは犬が可愛そうです。

前述の通り、色々訂正できる箇所がありましたので直してみると

「体が小さい動物も歩けばなぜか棒にあたる」

となります。

動物の名前を出すことによるイメージのしやすさは無くなりますが、特定の動物が毎回棒に当たることは避けられます。

また、「なぜか」という言葉を入れることで、毎回棒にあたる不思議さを「不思議」という形で終わらせることができます。


今の時代、犬と猫もポピュラーな動物です。

犬ばかりが可哀想と思う方は、「ネコも歩けば〜」などと、たまには違う体が小さい動物に置き換えて使ってみてはいかがでしょうか?



(犬も歩けば棒に当たるの意味は1つじゃないと聞いたことがありますが、今回はインターネットで調べた意味を書かせていただきました。)

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