不可視の言霊 後日談およびあとがき


後日談 1

「僕、これからも海鈴さんに魔法掛けてもらわないとまた死ぬんですよね?」

「そうね」

「また会うんですよね」

「そうね」

「じゃあ一緒に暮らしませんか?」

「……は?」

「会いに行く手間が省けるし、女性が家で自分の帰りを待っててくれるの夢だったんで」

「安っぽい夢ね……」

「いやだったら逃げていいですよ?逃がしませんけど。僕も命懸かってるんで」

「嫌なんて言ってないでしょ。……さすがに冷暖房のない家に飽き飽きしてたところよ」

「今までどうやって暮らしてたんですか……」

「人間、やろうと思えば生きられるものよ……」


後日談 2

「そういえば、死んだ人間を生き返らせるのって海鈴さんの価値観的にありなんですか?」

「そう何人もポンポンと生き返らせれたら今のご時世こんなことにはなっていないわよ・・・・・・私の認識では、人間がきちんと救えるのは生涯自分の身一つに合わせて一人だけ、ということにしているわ」

「えっじゃあ俺以外もう生き返せられないじゃないですか」

「そういうことになるわね」

「これは・・・・・・実質プロポ「違う。決して。断じて」……すみません」

















あとがき

はい、あとがきです。乙です!!俺!!!!

これは昔学生時代に書いていた作品なんですけれど、当時書いてた頃はレポートとかレポートとかレポートで終わらないかと思ったよこんちきしょう。終わってよかったでせう。

これ元ネタとかは確かこれ考えてた頃ってちょうど空の境界の再放送見てた時だったんですよ。

海鈴さんのモデルは橙子さん。術系統は幻術系の邪眼をイメージしてます。いくつになっても瞳とか魔術とか厨二病が治りませんね。

ちなみにこれ確か3・11の時のこと思い出して書いてるから部に献上するとき不謹慎ネタで先生に怒られるかなーとか思いながら書いてました。まさか十何年後に魔女集会が流行るなんて思わなかったです。最後まで読んでいただきありがとうございます

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不可視の言霊 四音 早野 @shian-yotuoto

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