第35話 思い出話の終わりに・・

ところ変わって、此処は異界の世界 落ちて来た猫耳少女に転生したテイエから

話を聞いている 現地人・・というか魔法使いに戦士たち


「つまり ヴァルジニテ女王様は未来の為に

布石を打ったのですか?」デイアル、または駄目っ子魔法使い


「そうそう うふふ」テイエ


「他にも哀しい事件も沢山ありましたのよ・・」


「例えば、癒しの力に優れていたデイアナ様のお子様の一人、それゆえ叔父の兄王の養子となって引き取られたアシュテア王子さま 

まだ幼い子供だというのに殺されてしまいましたの」 


「アシュテア王子は数日たった死者を生き返らせる魔力がありましたのに」


「女王は・・私の女王さまは・・」テイエ


「・・アルソス様が亡くなれて 数年後に女王は戦死されました」テイエ


「そうなんですか」


「ヴァルジニテ女王は その治世だけでなく

未来の新しき時代を救った一人でもあるんですよ

だから、皆さま 頭が上がらない うふふ」テイエ


「・・最後の王様って どんな人かな?

そのお仲間って・・」デイアル


「あら?もう会ってるじゃないですか」


「え?」デイアル


「うふふ 私の方はお迎えが来たみたい」テイエ

「え?ええ?」デイアル達


「テイエ様!」黒猫耳の少女が駆けて来る


「アリサ姫さま」

「・・良かったわ 見つかって あらデイアルさん こんにちは」アリサ


「あ・・あのおおどうも こんにちはああ」震えてるデイアル


「・・また、やったのね デイアルさん」やれやれと言う顔でデイアルを見るアリサ


「・・償還でなく亀裂に墜ちた事にしておくから いいでしょうか?テイエ様」

アリサ

「ええ、どうぞ うふ」テイエ


そこに中年、やや年配の髭の男も現れる 黒髪、長い耳 

トーガを優雅に着こなしていたが頭にはお花が何故か咲いていた。


彼は軽く、皆に微笑む


「ヴァルーダ様」「ヴァルーダ王様」アリサとテイエ

「では、行くかな」ヴァルーダ


ヴァルーダは駄目っ子魔法使いデイアルや仲間達に微笑する。


「じゃあ 酔っ払い天使亭に行きましょうか?

皆さん待ってますよ アルソス様とワイアット様も女王様も来ておられます」アリサ


「ええ、素敵、スライムの蜂蜜漬けを食べたかったの虹色麦酒も楽しみ」

テイエ


「明日は温泉宿に泊まるそうですから」アリサ

「まあ、素敵 ではごきげんよう 皆さま うふふ」テイエ 白い猫耳がピコピコ


こうして素敵すぎる笑顔やら逸話?を残してテイエは去っていった




21,11、12~11,14

関連作品 暗黒の黒猫にゃん・・中盤戦で女王もヴァルーダも出てきます(予定)

にやんこな女官ルウの日記

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