朝の日

バブみ道日丿宮組

お題:男の朝飯 制限時間:15分

朝の日

「おはよう」

 朝目が覚めると、白い天井が目に入った。

 そして視線を下に移動させると、裸の彼女が抱きついてた。

「……おはよう」

 褐色した肌にぽつんとある突起物はきれいな桃色。それが僕に触れてる。とてもいい感触だ。いつまでも味わっていたい気分に陥るが、動かなければならない。触れて掴んで引っ張ってみることもいいかもしれないが今はその時じゃない。

「……何時?」

「6時」

 ベッドの上に転がってた携帯電話を開いてみれば、確かに時刻は6時。

 いつもの起床時間だった。世の中には目覚まし時計で目覚める人もいるらしいが、僕にとってはありえないことだ。

 いつも同じ時間に寝て、いつも同じ時間に起きる。

 それが普通のことだろう。夜に行為があったとしてもそれは変わらない。

「朝ごはん作って」

「わかった」

 上に乗ってた彼女の身体をどかすと、台所へと向かった。

 彼女は相変わらず軽かった。小学校からまるで成長してないのが不思議なところだ。揉んだら大きくなるというのはおそらく嘘だろう。それが本当であれば、今があるわけない。

「……」

 栄養バランスが悪いのか?

 確かに彼女は僕と同じご飯を毎度食べてる。

 朝はカレーで夜は洋食。

 内容が濃いのが僕のメニューだ。彼女はそれを平気で全部食べてる。下手したら僕よりも食べてることだろう。

「どうかした?」

 声に反応し彼女に視線を向けると、とてもいい顔をしてた。出るところが出てないスラッとした身体はきれいだ。いろいろな下着を着せたりしたが、やはり裸を超えるものはない。

 カレーを器に入れると、テーブルへと向かう。

 彼女はスプーンを持って待ってた。

「服着たら?」

「そっちも全裸じゃない。今更でしょ」

 確かにそのとおりだ。誰が見るわけでもないし、そのままでもいいだろう。

 それに彼女の裸を見ながら食べるご飯は至福のときだ。他のどんな調味料と比べても勝てない。

「いただきます」

 そうして僕らは今日もご飯を食べた。

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朝の日 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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