>あの日食べたカップラーメンは美味かった。多分私はもう、一生、あの味を知ることはできない
この部分で、じわっときました。
稲村先生は、自分が特殊であることを知っていて、自分がいわゆる『マトモ』な人生を送ることに対して諦観の念があるんですね。
そして全てを知った上で受け入れてくれた西島さんとの間に一瞬にしていろんな妄想余裕でしたこれは捗る捗る最高ですねありがとうございます。
今回もすごく面白かったです!!
作者からの返信
心動かせたようでよかった……!
このシリーズ若干テンプレート感出てきたんで心配してたのですが気に入ってもらえる場面があってよかったです。
西島さんのモデルは朝ドラで話題の西島ひ……何でもありません。捗ってください妄想しましょう。
レビューも本当に嬉しいです!
いつもありがとうございます!
ごきげんよう、教授さんの生い立ちが描かれて、そうか、と納得が胸に落ちてきました。
ふたりの先輩方に教授さんは、存在を肯定されたのでしょうね。
酷い、辛い、なにひとついいことなんてない、明日は絶望で塗りつぶされている、地獄のような日々に舞い降りた、教授さんにとっては神だったのかもしれませんね。
そんな神を知ってしまったからこその、生き続けてきたからこその、歪み、歪んでいるという自覚、そして教授さんにとっての本当の幸せ。
過去に受け取った最高の幸せを胸に抱いて生き続ける教授さんの絶望が、最後の晩餐がその象徴なのかと思うと、凍える彼の想いに触れたような気がしました。
素晴らしい作品でした、ありがとうございました。
作者からの返信
ごきげんよう……(こんなキツイものをしのぶ様に読ませてしまって大丈夫なのだろうかと激震中)
稲村先生の諦観を書いてみました。
どんな人生でも手を差し伸べてくれる人っていますよね。それがあの二人です。
多分あの瞬間だけは稲村先生は生きていたんだと思います。だからこそ、普段は死んでいても、対極があるから受け入れられる。
こ、このような変態小説をここまで深く読んでいただけるとは想定しておりませんでしたので慌てておりますが、一応僕なりに真面目には書いてます(コメディだと取られる方は多いんですが……)。
読んでくださってありがとうございます。稲村もきっと喜んでいます。