第48話
菫さんのお家で泊まることになった僕、そこでの夜彼女の誘惑になりそうになる.......どうしたらいいのだろう。
「ふふっ主人様ったらそんなに緊張して.....将来は毎日のようにすることです。今はまだ慣れていらっしゃらないかと思いますが、何も考えず私にぶつけてください」
僕、もしかしたら下手かも知れないし........。
何がとはここでは言わないでおこう。
しかし、下手というのはこんなに素敵な彼女の男として避けたいところだろう。
「下手とか、上手とかそんなのどうでもいいですよ主人様、私は主人様の隣にいるだけで幸せになって.....主人様とこうやって繋がられるのを妄想しただけで.......でぇ.......へぇ......へぇ......へぇ........」
「ちょっ、菫さん?!」
頬、耳まで紅潮し息を荒げている。温かい菫さんの息が僕の首にかかる。
「あるじしゃまぁ〜」
蕩けているような、顔がとろ〜んとしたまま反応がない菫さん。急に変貌してしまったから、僕も驚いている。頭の上にクルクルとひよこが回っている感じでもある、どうしよう.........。
刺激を与えたら治るかもしれないと思い、菫さんの耳に口を近づけた。
「菫さん........戻ってきて......」
「はんっ..............んっ!」
菫さんに囁くと、急に彼女が硬直した。
「あぁ.......菫さーん!」
そして、その緊張から解き放たれるような感じで菫さんはだるーーんと僕の方に倒れてきた。
女の子がこんな、霰もない姿になったのを見てものすごくいけない気持ちになってしまった。
「す、菫さん?」
「すぅ.........すぅ........」
戸惑っている僕を隣に菫さんは眠ってしまった。
そのまま優しく肩を持って、ベットにそっと横にさせた。
思い出してみると、僕の繋がるのを妄想した菫さんが急に狂い出して気絶してしまった........。
自分とそういうことをしたのを妄想した女の子が妄想して気絶さしてしまった人の気持ちなんてだれも
分からないだろう。
あれ........もしかして、気持ち悪すぎて気絶したなんてことないよね?
「えへへぇ〜主人様ぁん」
「ちょっ」
眠っているはずの菫さんに抱きつかれてしまいそのままベットへと引き摺り込まれてしまった。
うぅ菫さんの抱き枕状態になっちゃった。
まぁいいっかと思いながら菫さんに抱きつかれたまま眠りについた...........
なんてことができずに中々眠りにつかなかった。
翌朝裸の菫さんが添い寝してたなんてのは内緒だ
(事後じゃないよ!)
超ブラコンの姉とお嬢様にはさまれる僕 鯵の閉まり @ajikou
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