なんて不便な世界に転生してしまったのだろう。なら…… てな話です。

使徒様?いったい何の話?
神様とも会っても無いのにそんな存在になった覚えは無いのだけれど?
無い物だらけの世界で快適な生活を目指すレオンが行動に出る。


新たな小説を選ぶ時、あなたは何を期待しますか?
一番重要なのは作中に自分の目となる分身を置いて世界に入り込める作品であるかどうかではないでしょうか?

英雄譚でも無い。
敵と戦う肉体言語展開も無い。
将来叙爵する可能性は高いが、とりあえず領地経営的な事をするのでも無い。
日常の中、有力な味方を得て試行錯誤しながら生活環境の向上を目指す主人公。
魔法有りな世界な為、生前世界とは多少の常識の違いはあるが、概ね似た事は出来る。
進行にもどかしくも思う事もあるだろうけど、それが主人公と共に目的を達する道筋だと見守ろうではないか。
概ねそんな作風でしょう。


レオンの記憶の常識はこの世の非常識、ビックリ箱的な行動はどう周りを変えて行くのか?
そんな楽しみを好む人にはオススメです。


例えると、ゴット・カンパニー所属
この世界担当、ずっこけ社員の駄女神様と、
地球担当、面倒見の良い優秀同僚社員の女神様
てな感じの二柱も出て来るよ。

はたして、レオンの役には立つのか!?

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