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ディベイトの勝敗は勝子先生に決めてもらうこととし、動画撮影していたデータを編集したものをまとめた資料とともに週末に提出。後日、グループ発表の結果が発表された。
今回、陽介たちのグループは高評価を得ることができ、ようやく連敗から抜け出せた。
そのせいもあってなのか、怜雄と李厘は言い合いになるときもあるけど、前よりは仲良くなった気がする。
これもすべて、蘭華のアイデアのおかげだ。
あのとき言い出してくれなかったら、グループ発表の宿題を忘れていたか、もしくは間に合わなかったかもしれない。
ちなみに、順延されていた運動会は開催することができた。
もちろん感染対策を徹底し、競技種目を見直し、校舎のベランダを活用して観覧席を設けたり来客の人数制限を減らしたり工夫を施して。
はやく本来の形で運動会が行える日がきますように、と陽介は西の空に沈む夕日にむかって祈るのだった。
皐月に梅雨が来るごとく (「6年1組一年勝負」より) snowdrop @kasumin
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